ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




鶯谷アパート。台東区下谷2-3。1991(平成3)年6月30日

台東区下谷は昭和通りと金杉通りに挟まれた区域で、南の1丁目から3丁目まで南北に長く、北の先端は地下鉄日比谷線の三ノ輪駅に接する。この地区で近代建築というと1丁目の坂本小学校が有名だが、写真のアパートは下谷1丁目と2丁目を分ける言問通りのすぐ裏にある。2000年頃外壁を改装したようだが外観は変化がなく、今も健在である。
『生粋の下町 東京根岸』(文:北正史、絵:沢田重隆、草思社、1987年)に「昭和7年に建てられた東京で最初の三階建て木造アパート」とある。



写真左のコンクリート塀は正洞院(しょうどういん)という寺。1991(平成3)年9月23日

鶯谷アパートの玄関。現在はペンキが塗られてしまった。床のタイルも残っているかどうか。1991(平成3)年6月30日


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