ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




郁文堂書店、ニイミ書房。文京区本郷6-17。1988(昭和63)年1月30日

本郷通りの東大正門前交差点。写真左から、万定果物店、郁文堂書店、ニイミ書房。古書店の並ぶ通りだが、この2軒は新刊の書店のようだ。住宅地図では、後ろの建設中のビルは「七宝湯」の跡地に建てている。
ニイミ書房はかなり特異なデザインの看板建築で、この辺りではけっこう親しまれていたようだ。「本郷まちづくり協議会>本郷の歴史的建築物>ニイミ書店」によると昭和13年の建築。本を開いたまま伏せた形と考えられるが、アフリカの美術工芸品的なデザインをも連想する。また、時期が異なり左右対称なので関係ないとは思うが「マヴォ」も思い浮かんでしまう。2002年11月に取り壊わされた。

左:2000(平成12)年5月5日、右:1986(昭和61)年5月

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