ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




光風館ビル、高岡商店。千代田区神田神保町1-15。1991(平成3)年9月1日

神保町すずらん通りにあった看板建築は現在ではだいぶ減ってしまったが写真左の2軒長屋形式の建物(光風館ビル)は健在で、1階の店舗(現在は小諸そば)以外は改装されていないので目立っている。
写真右の高岡商会は並べた本の背中を見せる建物のデザインが有名だった。背表紙の文字は右から「榮業種目/理科數學書/一般参考書出版/國定科書/書籍及雑誌」。高岡商会は紙の専門店のようだが、鉱石や生物の標本も扱っていたそうだ。昭和30年頃の地図では「高岡書店」という古書店なので、石を売っていても「まあいいか」という気分はする。場所柄、商売になりそうな気もする。三省堂書店で化石を売っているのを見たことがあるし。



1991(平成3)年(月日不明)

高岡商会のほうから広い範囲をおさめた写真で、右から、TPビル、ティーサロン・サブローザ(建物に「タナカ理髪」の文字がどうにか読める)、高岡商会、たつ屋(そば)、イワサン(スキー)、コバヤシ、キッチン南海、天下一ソロバン。


左:1985(昭和60)年2月24日、右:1987(昭和62)年11月8日

日があたっている2階部分が白く飛んでしまっているが、アーケードのあった頃の写真。2枚目の写真では緑色の日除けで隠れているコバヤシ(看板に「フルーツ」の文字が読める)のファザードが見えている。たつ屋はこの頃は牛丼屋だ。

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