成田からの機内でいただいたこのCASSというビール、バドワーザーのような感じでなかなかいけます。
そして、そんな韓国ビールの話題から隣の紳士と意気投合。
話をしているうちに、その紳士はドクターで、特別養護老人ホームを経営されていることがわかりました。
私が演奏旅行で訪韓したこと、初日の今日は老人ホームで慰問演奏する予定であることをお話しすると、「それはいい。そういうのがお年寄りには、ほんとに最高のプレゼントなんです!それも、はるばる日本からきて演奏してくれるんだから・・・」と涙を流さんばかりに語っていただきました。
「そうなんだ。これこそが文化交流。音楽を通して、人と触れ合うために私たちは韓国へきたんだ」と改めて思い知らされた次第です。
そんな会話をしているうちに、あっという間に済州空港に到着。
出迎えていただいた金さん(今回招聘くださった恩人です!)たちとレストランで昼食を済ませた後、いったんホテルへチェックイン。釜山経由の大阪組の到着は夕方ですから、まだ少し時間があります。
「よし、一夜漬けの延長で、ちょっと練習でもするか・・・」と愛器ロマニリョスをケースから出してチューニング開始。しかし、ロマニリョスは、どうもご機嫌斜めです。
いつもの音色ではありません。長旅で疲れているのか、それともフライト中のアクシデントに備えて弦を緩めていたことが原因なのか、気候の問題なのか分かりませんが、本調子には程遠い状態です。一日前に自宅で弾いた時は、あれだけ魅力的な音を出してくれたのに・・・。
しかし、悩んでいる時間はありません。お願いだから、少しでも調子を取り戻してね・・・。(祈)
練習が一段落したところで、大阪組を出迎えるために再び空港へ。
待つこと20分。いました、いました。山のような楽器と荷物を抱えた一行を発見!
師匠をはじめみんな元気そうです。しかし、懐かしがっている暇もなく、その足で、一路最初のコンサート会場である老人ホームへ直行。
ホームに着くと、ステージ衣裳に着替えるや否や、楽器と譜面台と足台を抱えて、各自ホールに集合です。
結局、リハーサルはわずか15分間しかありませんでした。
■最初のコンサート会場となった老人ホームの入口です
気がつくとホールには、ぎっしりとお爺さんお婆さんの姿が。
いよいよ本番です。
シュランメルンの名曲「ウィーンはウィーン」で、コンサートは始まりました。
文字通りぶっつけ本番だったこともあり、アンサンブルの精度としてはいまひとつでしたが、何とか徐々に調子を取り戻して迎えた後半、韓国民謡のアレンジものを弾いた時のことです。
聴衆のみなさんが、一緒に歌いだしたのです。
最初はぱらぱらでしたが、やがて大合唱に・・・。
きっと懐かしい歌なんでしょうね。みんな手を振りながら、大きな声で歌っているのです。
いやー、感激しました。
こんなに喜んでもらえるなんて・・・。はるばる韓国まで来た甲斐がありました。
そして、コンサートが終わり、お約束の打ち上げです。
市の職員の方や地元の音楽愛好家の方と、とろけるような焼肉をいただきながら楽しく話をさせていただきました。
ビールや焼酎の空き瓶があっという間に増えていきます。
あー、来てよかった!
ホテルに戻ってからは、仲間達で二次会です。
飲むほどに酔うほどにギターを弾き、気がつくと夜中の2時。
(周りの宿泊客の方、ほんとにごめんなさい。)
明日は、済州島の南部のリゾート地「西帰浦市」で、本命ともいえるコンサートがあります。
しかも、ホテルでのロビーコンサートもあるので、いわゆるダブルヘッダーの日。
私個人としても、ソロはあるし、コンチェルトのソロもあります。
さて、どうなりますことやら。
自分の腕前は棚に上げて、ひたすら愛器ロマニリョスの復活にすがる私でした。
そして、そんな韓国ビールの話題から隣の紳士と意気投合。
話をしているうちに、その紳士はドクターで、特別養護老人ホームを経営されていることがわかりました。
私が演奏旅行で訪韓したこと、初日の今日は老人ホームで慰問演奏する予定であることをお話しすると、「それはいい。そういうのがお年寄りには、ほんとに最高のプレゼントなんです!それも、はるばる日本からきて演奏してくれるんだから・・・」と涙を流さんばかりに語っていただきました。
「そうなんだ。これこそが文化交流。音楽を通して、人と触れ合うために私たちは韓国へきたんだ」と改めて思い知らされた次第です。
そんな会話をしているうちに、あっという間に済州空港に到着。
出迎えていただいた金さん(今回招聘くださった恩人です!)たちとレストランで昼食を済ませた後、いったんホテルへチェックイン。釜山経由の大阪組の到着は夕方ですから、まだ少し時間があります。
「よし、一夜漬けの延長で、ちょっと練習でもするか・・・」と愛器ロマニリョスをケースから出してチューニング開始。しかし、ロマニリョスは、どうもご機嫌斜めです。
いつもの音色ではありません。長旅で疲れているのか、それともフライト中のアクシデントに備えて弦を緩めていたことが原因なのか、気候の問題なのか分かりませんが、本調子には程遠い状態です。一日前に自宅で弾いた時は、あれだけ魅力的な音を出してくれたのに・・・。
しかし、悩んでいる時間はありません。お願いだから、少しでも調子を取り戻してね・・・。(祈)
練習が一段落したところで、大阪組を出迎えるために再び空港へ。
待つこと20分。いました、いました。山のような楽器と荷物を抱えた一行を発見!
師匠をはじめみんな元気そうです。しかし、懐かしがっている暇もなく、その足で、一路最初のコンサート会場である老人ホームへ直行。
ホームに着くと、ステージ衣裳に着替えるや否や、楽器と譜面台と足台を抱えて、各自ホールに集合です。
結局、リハーサルはわずか15分間しかありませんでした。
■最初のコンサート会場となった老人ホームの入口です
気がつくとホールには、ぎっしりとお爺さんお婆さんの姿が。
いよいよ本番です。
シュランメルンの名曲「ウィーンはウィーン」で、コンサートは始まりました。
文字通りぶっつけ本番だったこともあり、アンサンブルの精度としてはいまひとつでしたが、何とか徐々に調子を取り戻して迎えた後半、韓国民謡のアレンジものを弾いた時のことです。
聴衆のみなさんが、一緒に歌いだしたのです。
最初はぱらぱらでしたが、やがて大合唱に・・・。
きっと懐かしい歌なんでしょうね。みんな手を振りながら、大きな声で歌っているのです。
いやー、感激しました。
こんなに喜んでもらえるなんて・・・。はるばる韓国まで来た甲斐がありました。
そして、コンサートが終わり、お約束の打ち上げです。
市の職員の方や地元の音楽愛好家の方と、とろけるような焼肉をいただきながら楽しく話をさせていただきました。
ビールや焼酎の空き瓶があっという間に増えていきます。
あー、来てよかった!
ホテルに戻ってからは、仲間達で二次会です。
飲むほどに酔うほどにギターを弾き、気がつくと夜中の2時。
(周りの宿泊客の方、ほんとにごめんなさい。)
明日は、済州島の南部のリゾート地「西帰浦市」で、本命ともいえるコンサートがあります。
しかも、ホテルでのロビーコンサートもあるので、いわゆるダブルヘッダーの日。
私個人としても、ソロはあるし、コンチェルトのソロもあります。
さて、どうなりますことやら。
自分の腕前は棚に上げて、ひたすら愛器ロマニリョスの復活にすがる私でした。
韓国・・というイメージが変わりそうです。
お隣にお座りなった紳士とも、そしてお年寄りの笑顔
にお互いの心が通じ合えたこと・・いいお話でした。
ご愛器を守ってくれた凄いケース!これもいいお話! 続きを・・期待しています。
お返事が遅くなってしまい、本当に申し訳ありません。
今回の訪韓は、予想以上の出逢いがあったし、良い経験をさせてもらいました。
まだまだ続きがありますので、期待していてくださいね。
ありがとうございました。