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【ツツジの怪】教えて! 21世紀のメンデルさん!

2011-05-02 16:42:50 | 花便り&花をめぐって
 うちのツツジに一枝だけ赤い花が付くという話を前にしましたね。
 それが咲きそろってきましたので公開し、若干の疑問を提示しお尋ねします。

 どういう経由で我が家へ来たのかは覚えていませんが、樹齢は30年以上になり、一番高い枝は3メートルを越え、こうして二階で椅子にかけていても水平の目線で見ることが出来ます。

 始めはすべての花が真っ白でした。
 この時期になると、私の心のような汚れなく純白で清らかな花々が陽光に映え、あたり一面が聖地であるかのような空気に包まれたものでした。

      
          一枝だけというのが分かりますでしょう

 ところがです、数年前に異変は起こりました。
 無数に花を付けたうちの一輪(というかツツジはたいてい対になって咲くので二輪)のみ赤い(正確には赤紫)花が現れたのです。それはまるで、聖地に迷い込んだ可憐な踊り子のようでした。

 この年の偶発事かなぁと思っていましたが違いました。
 翌年にはさらに何輪かの赤い花々が現れました。
 そして今年はご覧のような様子です。

      
            仲良く住み分けて共存しています
 
 推察するに、最初の二輪がついた茎が成長して枝になり、その枝のものはすべて赤い花になったようなのです。

 そこで二一世紀のメンデルさんへの質問ですが、どうしてこんな現象が起きるのでしょう。しかもそれが雌伏何十年目にして現れるというのはどうしてでしょう。
 これは今後どうなるのでしょう。
 このまま赤が増え続け、メンデルさんがおっしゃったように3:1にまで至るのでしょうか。
 あるいは、そのうちに全部の花が赤くなるのでしょうか。

 最後の写真でご確認いただけますように、白い花にもかすかに赤い斑が入っています。ただし全部ではありません。

      
              赤い斑が入っています

 これらから見るに、もう種子の段階で何らかの遺伝子的干渉を受けていたのでしょうか。それとも後天的にこうなったのでしょうか。

 二一世紀のメンデルの皆さん。
 ご教示を。
 別に、生物学的に正当性を持たなくても構いません。
 詩的なご考察、ご感想、あるいはこじつけなど歓迎致します。
 

コメント (4)
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