六文錢の部屋へようこそ!

心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

♪春な~の~に~♪ 背中からバッサリ!

2009-03-24 02:22:08 | よしなしごと
 春の嵐でまわりの木々が揺れ、電線が波打っています。
 成田では風にあおられて飛行機が炎上したようです。
 しかし春は春、通りかかった桜並木は確実に花の数を増していました。
 ああ、それなのにそれなのに・・。

 

 母の入院先を覗く日常はそれとして、自分までもが病院通いになろうとは。
 もう十日近い前ですが、背中に違和感が生じました。椅子の背もたれに体重をかけるとなにやら痛みが・・。
 合わせ鏡(女性が襟足など見るのは絵になりますが、ジジイが背中を見ているのはいささかグロテスク)で見ると、大型のニキビのような突起があります。判然とはしないのですが、突起の頂上は色も変わっているようです。

 一夜空けたましが、痛みは増すばかり、そこで前に行ったことのある皮膚科へ。結構評判が良くていつも混み合っているのに、駐車場は閑散としています。「しめた!」と思ったのもつかの間、本日休診とあるではありませんか。これが先週の火曜日のこと。
 諦めて翌日再訪。のんびり出かけたせいか待合室は混んでいて、随分待たされることとなりました。持っていった本にも読み飽きた頃、やっとお呼びが。

 

 医師は眼鏡をかけた丸顔、アラレちゃんのような女医さん。背中をまくり上げると、「あ、これですね。ご安心下さい、悪性のものではありません」とのこと。
 「え、悪性ではない?」となにやら虚を突かれた思いの私。
 そうなんです。それが悪性とか良性とかは全く考えてもいなかったのです。

 医師は、なにやら図解を見せて私の症状を説明してくれました。
 それによると、そのニキビの親玉を噴火口として、その下にマグマのように肉腫があるとのこと。
 で、それは取り出さねばならぬということで、いきなり処置室へ案内され、背中からばっさり。昔の時代劇なら、「むむう、背中から斬りつけるとは卑怯なっ」というところですが、ここは処置室。しかも切られたのは1センチぐらい。

 

 切られる段階ではチクリとした程度でしたが、その後の方が痛みがありました。その切り口から中のマグマを絞り出すわけですから、切り口の両側から「むむむむむ」と指で押されます。実際、作業をしている医師の呼吸が背中越しに聞こえるほどです。
 
 それ以来一週間、そこへと通っています。これでもう三回も「むむむむむ」と押されました。お土産に切り口に黄色い薬品がしみたガーゼを突っ込んでくれます。
 あと何日かかかりそうです。

 

 そんな中、訃報が入りました。
 母の妹、つまり叔母が亡くなったのです。
 これで、母が倒れてからその妹が二人、先に逝ったことになります。
 明日(もう今日か)はその葬儀です。
 母は10人の兄弟姉妹の真ん中あたりでしたが、これで残っているのは母と、一番下の叔父の二人となりました。

 


 暗い話になってゴメンナサイ。
 それでも、その合間を縫って、この前はコンサートに行ってきましたし、これからのコンサートや映画の予定などもあり、ちゃんとガス抜きをしています。
 六はもともと注意力が散漫なところがありますから、まわりに興味の対象が尽きず、それで落ち込まずにいられるのかも知れません。
 何たってこのご時世、私なんかよりズ~ッと大変なひとがいっぱいいるのですから、ナンダサカ、コンナサカです。

 でも、次回はもっと明るい話が書けると良いなぁ。

 




コメント (3)
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