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心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

ノリパン・爆乳・向井滋春

2007-09-25 22:33:52 | よしなしごと
 この三題噺のようなタイトルは、私が去る23、24日の名古屋の今池祭りでゆっくり観ることができたパフォーマンスである。

 今池は私の第二の故郷のような街であるが、この祭りの初期に関わり合い、ある種の達成感や挫折感などを味わった懐かしい想い出を持つ。
 19回を数えるこの祭りの特色は、企画会社などの手を煩わせない手作りの暖かみがあることだ。それが、かえってある種のネットワークとして広がり、近隣の住民のみか、東京、横浜、関西などの遠来の連中が押しかけてきて、ブースを持って自分たちの作品やパフォーマンスを披露するに至っている。

 
              ノリパンの舞

 祭りは主に二つのパートに別れる。
 そのひとつは、町中を歩行者天国にして行われる大バザールである。敗戦直後の闇市をイメージし、何でももってこいのこのバザールは200店近くが出店し、声を限りに呼び立てる。
 かつて、これらの店で、希少と思われるCDをゲットしたことがある。
 ひやかして歩くのも楽しい

    
                舞う少女

 もう一つは、4箇所ほどの小規模なステージと、各街頭で繰り広げられる様々なライブやパフォーマンスである。
 もともと今池はライブハウスが多い街であるが、そこへ出場しているメンバーが全くの無償でいろいろ聞かせてたり見せたりしてくれる。
 同時進行型のライブなので、どっちへゆこうか迷うこともしばし。

 例えば、冒頭に掲げたようなパフォーマンスである。
 今年の目玉は、ジャズトロンボーンの向井滋春だとあたりをつけて、じっくり聞いたが、これは屋内だったため写真はない。

 名古屋の中高生からなるバンドFree Hills Jazz Orchestraに客演した彼は、若い人達に混じりのびのびとした演奏を聴かせてくれた。
 とりわけ私がはじめて聞いたのは、トロンボーンのアカペラ演奏で(後半のみドラムスの参加)、何かを語りかけるように迫る演奏は感動的であった。

 
          弾けるエネルギー・爆乳シスターズ

 なお、彼のソロに物怖じせずついていったドラマー、トロンボーンバトルで向井に負けじと吹きまくった若い奏者たちに、爽快感を持つことが出来た。

 簡単に写真を説明しよう。
 最初は「ノリパン農楽隊」の街頭での演舞である。
 このグループ、朝鮮半島の伝統芸能に関心を持つ、在日の人たち(南北を問わない)と日本の人たちがともに会するもので、まだ冷戦時代であった発足時においては画期的であった
 創立の頃の半数ぐらいは私の知り合いであったが、今は年代も代わり知った顔はチラホラ。

 思い出すのは20年ぐらい前の第一回の頃、今池は在日の人が多いところで、当時は一世、二世も多く、それらの人たちが生きているうちにこれが観られるなんてと涙を流して喜んでいたことである。

 
                沖縄エイサー

 次は「爆乳シスターズ」。賑やかな女性のみのコミック・ボーカルグループ。弾けるようなエネルギーで天衣無縫の面白さ。
 あとで、リーダーこと会長と少し話す機会があったが、その折りは物静かな女性なのでびっくりした。

 あとはおなじみ沖縄エイサー。などなど。

 ほかにも紹介したいシーンが沢山あったが、私自身が見とれていてシャッターを切る余裕を持たなかった。

    
              大道芸人   
 
 ここでコマーシャル
 この祭り、毎年秋の彼岸前後に二日間行われる
 来年は、あなたが楽しむ番です



コメント
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