六文錢の部屋へようこそ!

心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

「si-のようなもの」と六の時事川柳 06.9.24

2006-09-24 16:43:51 | 川柳日記


「命名」

  完成度の高い憂鬱が忍び寄ると
   街の午後は薄茶色の湿気に満たされた
  だからというわけでもなく
    欺かれた午睡の夢を掴み取って
    鳩たちはちりぢりに飛ぶ

 強い言葉を
    例えば屈辱といったようなそれだが
    街路樹の根方にそっと置く

 風が垂直に吹くのを見たあとでは
    ベリーダンスの捩れは少し儚い
  暗いというわけではないのだから
    いや例えそれが暗くともだが
  それらはいとおしいものに違いないのだ

 もはや虚妄などといってはならない
  もう来てしまっているのだから
   名付けることだけが残されているのだ






<今週の川柳もどき>  06.9.24

 別荘を雛壇候補拝んでる
  (安倍氏別荘で人事構想)

 復党を再チャレンジとまず許す
  (郵政反対派復党か?)

 出張で椅子がなくなるクーデター
  (タイ。帰国したら席がない)

 テロ防ぐはずがテロより死者を増す
  (米軍戦死者9・11を上回る)

 古里は過疎が進んで水清し
  (国交省河川の水質発表)

 酒あおり士気を高める自衛隊
  (広島。無免許飲酒で事故)

 腸チフス米軍よりも強かった
  (ビンラディン病死説?

 押収で太子果たせぬ再デビュー
  (旧一万円札の偽物)
コメント
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