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雑然がなぜ悪い!今池祭りだ!

2006-09-04 16:27:08 | よしなしごと
 昨日は、名古屋の今池祭りに行って来ました。
 どこかの神社の祭りではありません。商店街の祭りです。

 自慢じゃぁないですが(少し自慢ですが)、この祭りの第一回の実行委員長でした。
 その折りのコンセプトは、どこかの企画会社がするような整然としたものではなく、街中全部が沸き立つような、そしてあらゆる表現者が集まってパフォーマンスが行えるような、そんなものにしたいということでした。
 
 スローガンは、「雑然がなぜ悪い」と居直ったものでしたが、その通り、街中のあちこちの広場や空き地で、絶えることなく何かが行われていて、線状のプログラムがとても作れないという同時多発的な雑然とした祭りになりました。

 そして、嬉しいことには、私がとっくに引退した今も、そのコンセプトが継承されていることです。
 友人の焼鳥屋のケンちゃんは、自ら街角に作った特設リングに登り、プロレスにチャレンジし、さらにその場で、本物の結婚式を実現させたりしました。悪役レスラーが花嫁に襲いかかるのを花婿が撃退するというパフォーマンス付きです。

 また、地元のみならず、全国の今池ファンで作るコミュニティ、「今池ハードコア」( 私はここの最長老のメンバーです)の人達が文字通り全国から駆けつけ、ブースでの今池Tシャツや今池ラーメンの販売、そして賑やかすぎて回りのブースの顰蹙を買うくらいの様々なパフォーマンスを繰り広げました。

 もちろん、商店街としての様々な問題を抱えてはいますが、一年に一度、街が燃え、沸き立ち、道行く人達の誰もがにこやかな瞬間、そんなものがあっても良いじゃぁないかと思っているのです。



 私の若き友人にして詩人の李光君の、ギター演奏とのコラボレーションによる詩のリーディングです。



 日、韓、朝の青年たちで構成されたノリパン農楽隊による街頭練り歩きと辻々での舞の披露です。このグループは、私が一度、取材したことがあります。
 


 夜、キューバン・バンドの演奏に酔いしれて踊る人々。これは、魚屋さんの倉庫で、この時間、他の二カ所でも同時にライブが行われていました。
 

 
 おまけの写真です。祭りの中の子供のスナップですが可愛いでしょう。残念ながら私の孫ではありません。
コメント (1)
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