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今日はなにいろ?

24 リブ・アナザー・ディ

2016-06-09 12:01:44 | テレビ
「24 リブ・アナザー・ディ」は2014年にアメリカで放送。今までの24話とは違って12話で収まっている(最終回に”12時間後”と言うテロップが流れ24時間に収まってはいるが)

ファイナルを観ましたが、続編があると知って、レンタルショップへ行きました。もう旧作になっていたんですね。レンタルする人もなく、在庫が充実してました。

舞台はロンドン。
重要指名手配犯のジャック(苦笑)
CIAロンドン支局は遂にジャックを逮捕。支局へ連行される。優秀な捜査官ケイトはあまりにも簡単にジャックが捕まったことに疑問を感じる。
取り調べを受けるジャック。が、例の如く暴れまくって逃げ出します。ジャックが向かった先にいたのは…。

なーんと拘束されているクロエさんじゃないですか。クロエさんは過酷な取り調べ(まあ、拷問ですね)でぐったりしてます。息もない?ジャックが注射をして正気を取り戻させ、二人で逃げ出します。

そっか、ジャックはクロエを救うためにわざと捕まったんですね。
さすがジャックとクロエのコンビ。

でも、ちょっと理由は違ってました。
クロエを車から降ろし、別行動に。せっかく久しぶりに会ったんだから、積もる話でもすればいいのに~。
いや、それはないですね、二人とも追われる身ですから(ところでクロエは何で追われていたんだ?)
クロエはアジトへ戻ってきます。仲間が数人、ボス一人。なにやら怪しげな集団。クロエはジャックの海外逃亡の手助けをした罪とか、ネットで国の情報を公開したとかで反逆罪に問われています(だからCIAに捕まっていたんですね)
「クロエ、どこに行ってたの?」
「ちょっと捕まった」
そんな会話を仲間とするクロエ。ボスが渋い顔をします。
「すぐここを出ていく」
そう告げるボス。
そこへドアがバーンと開いてジャックが飛び込んで来る。しかも銃を構えて臨戦態勢。
クロエはジャックのことを友達だからとみんなに紹介しようとするのんびりムードなのですが。
ジャックは仲間の一人の名前を告げ、彼はどこへ行った?
と、詰め寄ります。
どうやらその男がテロを企てている情報がジャックの耳に届いたらしい。
ジャックは彼がクロエと同じ仲間であることを知って、捕まったクロエを救出しクロエのあとをつけてアジトを見つけ出した。
そういうことなんですね?
なんか、いい人、ジャック~って思っていたので、裏切られました(笑)

まあ、それはともかく、クロエはジャックに協力して、男の割り出しとテロ阻止を行うことを告げます(仲間はドン引きしてましたけど 笑)
そのクロエさんですが、だいぶ様変わりしてます。目の周りに真っ黒のシャドウ。黒の革ジャンにパンツ。ロックですねー、パンクですねー。
何が彼女を変えたのか、後で分かるのですが、夫と子供を交通事故で亡くしていたのです(涙)
その日は自分が子供を迎えに行く日だったのですが、急きょ、夫と交代。目標は自分の暗殺にあったとクロエは思い込んでました。確かにジャックと組んでかなりやばいことをしてましたし、狙われる要因は無きにしも非ず。
クロエは自分を狙っていたのは誰か、夫と子供を殺したのは誰なのか突き止めるために裏稼業に潜り込んだというわけですね。
トニー・アルメイダが妻のミシェルを殺したのは誰なのか突き止めるためにテロ組織に潜り込んだのと同じようなものです。
(後で分かることですが、そういう陰謀はなく、単なる交通事故だったようです)

ジャックが追う相手、彼は無人機を乗っ取れる装置を開発してました。遂に成功し訓練中の無人機で仲間を撃ち殺します。
渡英していたアメリカ大統領はその後始末に追われます。
そのアメリカ大統領、今度はどんな人かなーと思って見てみたら。
おお、オードリーのパパさんではないですか。出世しました。
しかもオードリーも元気になって、今では新たな恋人も側にいて大統領の補佐をしてます。幸福そうで何よりですね。ジャックは可哀想だけど。
けれど、大統領、認知症を患っていて言い間違いや記憶違い、同じことを何度も言うなどの症状が出ています。ほどなくほかの人にもそれを知られることになるでしょう。今はオードリーと彼女の恋人しか知られてませんが。

無人旅客機を遠隔操作していた男が実行犯であると決めつけた関係者は彼を捕捉。施設で取り調べを行います。ジャックはそこに単身乗り込んで彼の無実と他に犯人がいることを証明しようとします。相変わらず強引なやり方だなあ。施設を乗っ取り、コードを解読しようとするジャック。
が、遂に追い込まれ強行突破、彼も問答無用で射殺されそうになるのですが、あのCIAの冴えている女性捜査官、ケイトがジャックを救います。

ジャックの主張が正しいと知った政府機関はジャックに真犯人を捕らえるように頼みます。礼の如く、安易な手のひら返し。
ジャックは見事テロを阻止し、装置を奪還。CIAロンドン支局で装置の解明をするため厳重に送り届けられるのですが。
そこで出ました、恒例のスパイです。
へー、今回はこの人だったんですね。しかもスパイをを動かしていたのが、あの男だったとは…。
盗まれた装置はスパイからその男へ渡ります。

ジャックと別行動になっていたクロエ、なんとその男の言葉にうなずき、男と行動を共にします。
なんだよー、クロエさん。いつも適格な判断と知性の持ち主じゃなかったのかー!
結局その黒幕もそのまた黒幕に倒されてしまうのですけどね。

装置を手に入れたテロ組織はアメリカの潜水艦から中国へ攻撃を企てます。被害が出た中国側、そりゃ怒るでしょう。
アメリカの言い訳は中国人のテロ犯がアメリカの潜水艦を乗っ取り攻撃したと言い訳しますが、信じられん、と突っぱねます。なんせそのテロ犯は脱獄に失敗し、殺されていたのですから。
その証拠を見せないのなら反撃をすると通告します。
世界大戦になりかねない様相になってきました。

テロ犯を追うジャック。
ロシアが一枚絡んでいることを知ったジャックはロシアの関係者に会ってテロ犯の居所を聞き出すため、オードリーの彼氏にその任務を任せます。彼はその危ない申し出を断るわけにいかなかったんですね。
なんせ、ロシア側にジャックの引き渡しを大統領の名前を使って勝手に取り決めちゃっていたんですから。
決死の覚悟で乗り込み、居所を察知します。
目的地に向かうジャック。
が、衝撃の連絡が入ってきます。
オードリーをとらえている、動き回ると射殺するという言葉。

オードリー、じっとしていればいいのに、中国との関係を取り持つように知人に会いに行っていたんですよね。
嫌な予感。
と思ったら、やっぱり当たっちゃいました。

さあ、どうするジャック。
ケイトが自分がオードリーを救出する、と申し出ます。
その申し出を受けて単身(いや、もう一人協力者がいましたが)乗り込むジャック。

その時クロエから連絡があります。
テロ組織に捕まり、車で移動中、隙を見て逃げ出したクロエ。
ジャックの手伝いを申し出、一緒にテロ犯の元へ向かいます。

少し離れたところから衛星画像で犯人たちの行動を見抜くあの技術で、ジャックたちをボスの所へ導きます。
オードリーも無事救出したと言う連絡もあり、さあ、いよいよ大詰めと思ったその時、再びケイトから連絡が。
別な狙撃犯がいて、オードリーは死んでしまったという…。
何という展開でしょう。
結局、ジャックの愛する人はみな死んでしまうと言う定めなのでしょうか。

真のテロ犯、彼は中国の監獄から脱獄しようとして失敗、殺されたはずだったのですが、実は生きていた。
その顔認証と声認証が確認されると、ジャックはためらうことなく「オードリーの仇だ」と言ってその首をはねます。

ジャックを中国に拉致し拷問し、オードリーを拷問して精神障害に陥らせた今回の真のボスはあの男チェンだったのです。死んだとされていた彼はその時、本当の死を迎えたのでした。

すべての仕事を終えたジャック。
クロエと落ち合うため場所へ向かいますが、クロエの姿はなく、地面には血痕が。
直後電話がなります…。

そして12時間後。
車から降りたジャックは歩き出します。
向かった先にはクロエが。
クロエはロシア人たちに捕まり捕虜になっていたんですね。
今度はロシアに拘束です。
せっかく大統領から恩赦を受けていて、きっとアメリカへ帰ることが出来ただろうに。
クロエの手を取るジャック。
「お前はたった一人の俺の友達だ」
と言う言葉に涙が。

今回は12話と言うことで余計な逸話がなくテンポよくお話が進んだ印象があります。
にっくき中国人が登場したり、元気なオードリーが登場したり、「24」を見続けた人だけに分かるような楽しさや面白さが詰まっていたと思います。
まだ続くのでしょうかね。
でもジャック、おじいちゃんになったんだから、もう少し静かな人生を送ってほしいと思います。と言うか、送らせてください(笑)