杉本 幸彦
日本藥物學雜誌 Vol.115 , No.3(2000)pp.131-141
プロスタノイドは, プロスタグランジン (PG) とトロンボキサンの総称であり, 特異受容体を介して多くの生理機能や病態発現に関与すると考えられているが, 個々の機能に関与する受容体の種類やその重要性については不明な点が多かった。この一連の研究では, 8種類存在するプロスタノイド受容体の個々についてその遺伝子欠損マウスを作成しその表現型を解析した結果, PGF2αとPGE2が循環適応や生殖過程などの生理機能に重要な役割を果たすことが判明した.
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Keywords: プロスタノイド受容体, 黄体退縮, 動脈管, 排卵, 受精