バイオの故里から

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摂食行動を制御する脳内神経システム

2018年03月24日 | 神経 脳 リューマチ 疼痛

脳研究による食品機能性の理解

中島 健一朗
生物と化学 Vol.56 No.4 Page. 255 - 261

食と健康の関係が注目される現在,食品は味や匂いなどの「感覚」・「栄養」・「生体調節」の3つの機能を兼ね備えることが知られるようになった.また,神経科学研究の進展により,摂食行動は嗜好性と恒常性(体の状態を一定に保つ性質)により制御されることがわかってきた.食品機能のうち,「感覚」は前者にかかわるのに対し,「栄養」や「生体調節」は後者にかかわる.これら2つの仕組みは食事の際に同時に働くが,食品研究と神経研究の分野間には隔たりがあり,食品機能性と摂食制御の関係の把握は困難である.本稿では,食の嗜好性と恒常性のセンシング機構を説明するとともに,今後,食品研究を行ううえでも重要になると思われるトピックについて述べる.
https://katosei.jsbba.or.jp/index.php?aid=963&back_bn_show=136&bt=on

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