バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

大腸菌におけるゲノム機能の体系的解析

2007年11月24日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
大腸菌は過去の蓄積の多さ,研究手法の充実等から最適の研究対象の一つである。本研究では,まず大腸菌全遺伝子の破壊株の作成を行うことにより未知機能の解明や他の遺伝子とのネットワークの解明が期待される。また,全遺伝子(ORF)のクローン化を行い,この目的のために開発されたベクターにクローン化し,宝酒造と共同で大腸菌のDNAマイクロアレイの開発を行った。次に,アミノ酸配列の類似性から各ORFをグループして,分類,機能推定,進化・系統解析を目的としたクラスター解析や,DNAマイクロアレイを利用した遺伝子ネットワーク解明のためのソフトウェア開発を進めている。機能解析には,完成した破壊株のセットやクローン等のリソースを用い,網羅的にかつ簡便に機能の類推に結びつくようなアッセイ法の確立を行っている。解析結果はリソースのデータも含め,データベースを構築し,インターネットで公開している。J-Store 研究報告コード R013000200

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