ステロイド薬は、他の抗炎症剤に比べて、全ての炎症を迅速かつ確実に抑制する非常に強力な抗炎症剤である。それゆえ、あらゆる臨床各科で使われ、日本国内での年商は600億円を超える。
しかし、これまでのステロイド療法では重篤な副作用と副腎機能減退作用があり、重症例に対してのみ短期間限定的に使用しているのが現状である。
研究責任者はステロイドと同じ作用機構を持つ核内酸性タンパク質を用いて、ステロイド薬並みの効果があり、重篤な副作用のない新規の抗炎症剤を発明した。この抗炎症剤の上市により、多くの患者さんのQOL(Quality of Life)を向上させることができる。J-Store >>Technical Eye