バイオの故里から

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難培養性である環境微生物の新規な単離培養技術の開発と取得・解明・利用戦略の提案

2007年05月13日 | 菌類 細菌

作成者 早稲田大学青井議輝
プロジェクト名称 P00041 産業技術研究助成事業
要約 1)新規分離培養方法(HFMC)の開発・実証試験・および培養方法の確立孔径0.1μmのポリフッ化ビニリデン製中空糸膜を用いて,改良を加えながら様々なタイプのHFMC装置(最大48サンプル培養可能な培養装置)を作成した。複数の環境サンプルを用いて試験した結果,本手法を用いることで従来法では培養不可能な未培養微生物の分離培養が可能になること,培養効率の著しい向上,および取得可能な種類の増加など従来法に対して大きなアドバンテージを見出すことに成功した。現在さらなる高度効率化を目指している。2)MicrobialCellChromatography(MCC)の開発微生物細胞の特異的分離・濃縮可能なクロマトグラフィーシステムの開発を行った。純粋培養株のモデル微生物系を用いた基礎的試験の結果,効率的なクロマトグラフィーおよびその操作方法・最適条件などを確立することができた。本手法は複合微生物系にも適用可能であることを確認し,新たな分離原理に基づいたクロマトグラフィーを開発中である。 NEDO平成17年度第2回採択産業技術研究助成事業 報告書バーコード 100009104


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