バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

内分泌撹乱物質の細胞内標的分子の同定と新しいバイオモニタリング

2007年08月07日 | 環境 自然  生態

報告名称
研究者 梅澤 喜夫  所属: 東京大学大学院理学系研究科

報告概要 我々は内分泌撹乱物質を体系的に簡便にスクリーニングする新しいシステムとして細胞内信号過程に基づく分析法を基本概念として開発を行っている。細胞内の生理活性物質の量と分布,およびそれに続く情報変換・増幅過程を非破壊分析する目的で,サイクリックGMP,脂質メッセンジャーなどの第二次情報伝達物質,Ca2+情報伝達分子の活性化,蛋白質のリン酸化,蛋白質間相互作用を可視化検出する新規蛍光プローブ分子を創案・開発した。それにはsplit GFPシステム(図1)とsplit luciferaseシステム(図2)がある。さらに,化学物質暴露による発現遺伝子の変化を正確かつ高感度検出を目的とした,遺伝子チップの作製を行っている。遺伝子チップを作製するには,EDCにより変動する発現遺伝子群を特定しなくてはならない。我々は,ヒト乳ガン細胞株,ヒト神経細胞株及びヒト肝臓組織につき,細胞内の遺伝子発現をSAGE法を用いて系統的解析を進めている。J-Store >> 研究報告コード R013000249

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