東京大学大学院工学系研究科の相田卓三教授らのグループは、細胞内に入り込んで薬剤を放出するナノサイズのチューブ型分子を開発した。たんぱく質を内包する「シャペロニン」分子を数珠つなぎにした構造を持つ。同分子が細胞内外のアデノシン三リン酸(ATP)の濃度の違いに応じて形態を変える性質を利用。細胞内でのみ分解し、内包した物質を放出するように設計した。核酸医薬をがん細胞に届ける薬物送達システム(DDS)などへの応用を目指す。日刊工業新聞(online) 2013年06月05日
東京大学大学院工学系研究科の相田卓三教授らのグループは、細胞内に入り込んで薬剤を放出するナノサイズのチューブ型分子を開発した。たんぱく質を内包する「シャペロニン」分子を数珠つなぎにした構造を持つ。同分子が細胞内外のアデノシン三リン酸(ATP)の濃度の違いに応じて形態を変える性質を利用。細胞内でのみ分解し、内包した物質を放出するように設計した。核酸医薬をがん細胞に届ける薬物送達システム(DDS)などへの応用を目指す。日刊工業新聞(online) 2013年06月05日