趙 利斌(天津天士力集団公司研究院 助理総監) 共著者:何毅、郭治、孫鶴
生活習慣と生活様式の大きな変化に伴って、人類の疾患は、感染性等の単因子疾患から、代謝及び調節障害を主とする慢性的で複雑な多因子疾患へと転換している。腫瘍、糖尿病、心血管疾患、神経系、心理的障害等の精神疾患の増加等、慢性疾患、老人性疾患、生活習慣病の発生率が増加しているため、関連治療薬が新薬開発の注目点となっている。
1996~2005年は、感染症や腫瘍、神経系、心血管系、消化器系が新薬開発の前列にあったが、05~08年になると、この順序に変化が表れ、開発・実用化される新薬の多くは、腫瘍、神経系疾患、心血管疾患の薬に転換していった。そのうち内分泌系(糖尿病)の薬は、研究開発が最も急増した分野である。SciencePortal China.,2012年7月5日