バイオの故里から

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アルカリプロテアーゼ及びそれをコードする遺伝子

2007年08月01日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願平5-263139 出願日 : 1993年9月28日
公開番号 : 特許公開平7-95882 公開日 : 1995年4月11日
出願人 : 昭和電工株式会社 発明者 : 一島 英治 外1名

発明の名称 : アルカリプロテアーゼ及びそれをコードする遺伝子

【構成】 バチルスsp.THS-1001株のゲノムDNAの一部を発現させて得られる下記性質を有するアルカリプロテアーゼ及びそれをコードする遺伝子:(1) 至適pHは 9.5~10.5;(2) 安定pHは 3.5~12;(3) 至適作用温度は約50℃;(4) pH10で30℃まで全く安定、60℃までかなり安定、70℃で完全失活;(5) Suc-Leu-Leu-Val-Tyr-MCA を分解;(6) エレクトロフォーカシング(焦点電気泳動法)による等電点は11以上;(7) SDS-PAGE法による分子量は約29,000;(8) キモスタチン、アンチパインおよびフェニルメタンスルフォニルフルオリド(PMSF)より阻害される。
【効果】 本発明による遺伝子を導入した形質転換微生物を培養することによりアルカリ及び熱に対して安定で、洗浄補助剤などの工業用酵素として有用な本発明によるアルカリプロテアーゼを得ることができる。


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