バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

光学活性ラクトンの製造法

2008年12月12日 | ファインケミカル 中間体
出願番号 : 特許出願2001-107832 出願日 : 2001年3月1日
公開番号 : 特許公開2002-253289 公開日 : 2002年9月10日
出願人 : ニッカウヰスキー株式会社 発明者 : 鰐川 彰

発明の名称 : 光学活性ラクトンの製造法

【目的】 本発明によって異なった香味や閾値を持つガンマーラクトン類の光学異性体を容易に得ることができる。これらの光学異性体をそのまま、あるいは適当なR/S比で混合した標品を作成すれば、食品、香粧品の調合用素材としてこれまでのものと差別化できる有用な素材を提供できる。
【構成】 ラクトンは酵母によりヒドロキシ酸やそのメチルエステルを基質として、ベータ酸化されて生合成されるが、用いる酵母が醸造用酵母であれば、基質がR体であればR体の、S体であればS体のラクトンが合成される。基質となるR体のヒドロキシ酸は、脂肪酸を基質として一般の食品製造に用いられる乳酸菌を用いて生合成して得ることもできる。S体のヒドロキシ酸のメチルエステルは、ラセミ体から分離することもできる。光学活性なヒドロキシ酸やそのメチルエステルを含む培地に醸造用酵母を添加して、好気的に培養すると基質と同じ光学純度をもったラクトンが生成する。 明細書Text >> J-tokkyo

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