糖尿病には、膵臓と脳の密接な相互作用が重要ではないか、という米国ワシントン大学からの研究報告が、『ネイチャー』誌に発表された。
著者のワシントン大学糖尿病および肥満研究拠点センターのマイケル・シュワルツ博士らによれば、脳はもともと正常なグルコース代謝を保持するために重要な役割を持つと考えられていた。ところが1920年代にインスリンが発見され、研究と糖尿病治療の焦点はほとんどインスリンのみに移行した。今日、糖尿病のほぼ全ての治療法はインスリンレベルを増加させるか体内のインスリン感受性を高めることを探求しているという。LINK de DIET.,2013.11.11