バイオの故里から

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可視光に応答する光受容タンパク質の開発に成功

2014年05月23日 | 医療 医薬 健康
「可視光に応答する光受容タンパク質の開発に成功」
(総括研究代表者:冨田 浩史(岩手大学・工学部応用化学生命工学科・教授))


独立行政法人医薬基盤研究所(NIBIO)の先駆的医薬品・医療機器研究発掘支援事業の支援による研究成果として、冨田浩史教授(岩手大学・工学部応用化学生命工学科)の研究グループは、緑藻類ボルボックスの光受容タンパク質の一つ、チャネルロドプシン1(VChR1)遺伝子を改変し、青~赤色の幅広い波長光に応答する光受容タンパク質の作製に成功しました。この改変型VChR1を失明に至ったラットの網膜細胞に導入することによって、世界で初めて、青~赤色(可視光)の光を感知できる視覚を回復させることに成功しました。改変型VChR1を利用した遺伝子治療は、失明者の視覚を回復する治療法として期待されます。NIBIO.,2014年5月14日


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