バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

慢性透析患者の生活の質(QOL)を高める新治療法

2017年09月16日 | 循環系 心臓
慢性透析患者の生活の質(QOL)を高める新治療法 -「電解水」を用いた透析が、透析の副作用を抑える‐

プレスリリース 掲載日:2017.09.15
東北大学

 東北大学大学院医学系研究科附属創成応用医学研究センターの中山 昌明(なかやま まさあき)特任教授のグループは、慢性透析患者における透析治療の副作用を改善する、「電解水」を用いた新規の透析システムを開発しました。
https://research-er.jp/articles/view/62859

細胞内でタンパク質を検出して運命制御できる「RNA ナノマシン」の構築

2017年09月16日 | 酵素・蛋白質・ペプチド・核酸

プレスリリース 掲載日:2017.09.15
京都大学

柴田知範特任助教(現大阪大学、元京都大学CiRA未来生命科学開拓部門)、齊藤博英教授(CiRA同部門)らの研究グループは、タンパク質と相互作用できるRNAからなる機能性ナノ構造体、「RNAナノマシン」を構築し、 生きた細胞内でRNAナノマシンが機能して細胞の運命決定を操作できることを確認しました。

https://research-er.jp/articles/view/62861

病原体センサーの機能を変える糖鎖を発見

2017年09月16日 | 医療 医薬 健康
-コアフコースが自然免疫におけるシグナル伝達経路に必須-

日本の研究.,プレスリリース 掲載日:2017.09.15
理化学研究所

理化学研究所(理研)グローバル研究クラスタ疾患糖鎖研究チームの飯島順子研究員(研究当時)、小林聡研究員(研究当時)、北爪しのぶ副チームリーダー、谷口直之チームリーダーらの共同研究チーム※は、自然免疫[1]反応において、さまざまな病原体を認識し重要な役割を果たすToll様受容体4(TLR4)の働きが、たった一つの糖の有無で大きく変わることを見いだしました。

https://research-er.jp/articles/view/62863

吉澤和徳准教授(農学研究院)が2017年イグ・ノーベル賞を受賞!

2017年09月16日 | 生命科学 生物誌

日本の研究.,プレスリリース 掲載日:2017.09.15
北海道大学

 受賞理由は,「洞窟棲昆虫におけるメスの陰茎(ペニス)とオスの膣(ヴァギナ)の発見」です。吉澤准教授らは,チャタテムシの一属の交尾器がオスとメスで逆転していることを発見しました。チャタテムシは,シラミに近い微小昆虫です。今回の研究対象となったトリカヘチャタテ属は,メスがペニスの様な交尾器を持ち,オスに挿入することで交尾を行います。
https://research-er.jp/articles/view/62879

肺MAC症原因菌が進化する仕組みを解明

2017年09月16日 | 医療 医薬 健康

日本の研究.,プレスリリース 掲載日:2017.09.15
神戸市環境保健研究所 京都大学 東北大学 日本医療研究開発機構


矢野大和 東北大学大学院生命科学研究科講師(研究開始当時:筑波大学研究員)、岩本朋忠 神戸市環境保健研究所感染症部長、丸山史人 京都大学大学院医学研究科准教授らを中心とする共同研究グループは、MACの中の1グループであるM. avium subsp. hominissuis (以下、MAH)のゲノムを初めて集団規模で比較解析しました。その結果、MAHは遺伝子を他の種から頻繁に獲得していること、さらにMAHは進化の過程で異系統間での染色体の組み換え(有性生殖)を行っていることが分かりました。
https://research-er.jp/articles/view/62884

カイコを用いた新規薬物の同定と解析

2017年09月16日 | 創薬 生化学 薬理学
血糖値をさげる新しい化合物を同定-カイコを用いた新規薬物の同定と解析-

日本の研究.,プレスリリース 掲載日:2017.09.15
群馬大学 農業・食品産業技術総合研究機構

群馬大学生体調節研究所 北村 忠弘教授、国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)【理事長 井邊 時雄】生物機能利用研究部門 瀬筒 秀樹 ユニット長らとの共同研究により、血糖値を低下させる活性をもつ化合物を新たに発見した。本化合物はインスリンの分泌を促進させる方法の研究や糖尿病治療薬の開発に利用できると期待される。

https://research-er.jp/articles/view/62883

肥満をつかさどる脳内メカニズムを発見

2017年09月16日 | 医療 医薬 健康

日本の研究.,プレスリリース 掲載日:2017.09.15
基礎生物学研究所


基礎生物学研究所・統合神経生物学研究部門の新谷隆史准教授、東覚大学院生、及び野田昌晴教授らは、PTPRJという酵素分子がレプチンの受容体の活性化を抑制していることを発見しました。肥満にともなって摂食中枢でPTPRJの発現が増えること、そのためにレプチンが効きにくくなり、これがレプチン抵抗性の要因となっていることを明らかにしました。

https://research-er.jp/articles/view/62887