バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

HCV感染で4千億円損失

2014年10月24日 | 医療 医薬 健康

 製薬企業ヤンセンファーマ (東京)は、C型肝炎ウイルス(HCV)感染が日本社会にもたらした2013年の経済的損失が4088億円に上るとの推計を発表した。
 国内のHCV感染者は150万~200万人。成人が感染した場合、3割は一過性で治るが、7割は感染が持続して慢性肝炎に移行、肝硬変や肝がんに至ることもある。
 推計は、公表されているさまざまなデータを分析。入院や外来での医療費、救急搬送費、肝炎対策基本法に基づくウイルス検査費用などの直接費用が計1968億円、感染による早期死亡、就業率や労働量低下に伴う生産性の損失といった間接費用が1950億円―などと結論づけた。 共同通信47news.,2014.10.07

耐性菌の脅威に各国動く

2014年10月24日 | 感染症 ワクチン 抗生物質 食中毒


耐性菌の脅威に各国動く
日本も秋から報告強化
「水際対策」に意義

 薬が効かない細菌「薬剤耐性菌」の拡大に各国が危機感を強め、対策に大きく動き始めた。米国や英国は監視を強化し新薬の開発を促進する国家戦略を策定、世界保健機関(WHO)も対応強化を決議した。日本は海外に比べ耐性菌が少ないといわれるが、見逃しの可能性も指摘される。厚生労働省は9月から耐性菌の報告基準を強化した。今後、実情が明らかになってくる可能性がある。 共同通信47news.,2014.10.21

炎症関連疾患の治療法

2014年10月24日 | 創薬 生化学 薬理学
出願番号 : 特許出願2012-92614 出願日 : 2012年4月16日
公開番号 : 特許公開2012-176956 公開日 : 2012年9月13日
出願人 : ナトロジェン・セラピューティクス・インターナショナル,インコーポレーテッド 発明者 : ワン,ロンギュイ 外4名

【課題】前炎症性サイトカインの発現及び/又は抗炎症性サイトカインの発現減少に伴う炎症関連疾患を治療するための医薬組成物及び方法の提供。
【解決手段】イソインジゴ、インジゴ、インジルビン、又はそれらの誘導体、例えばメイソインジゴ及びNATURAから選ばれる一つ以上の化合物の投与を含む。好ましくは、該医薬組成物は、イソインジゴ、インジゴ、インジルビン、又はそれらの誘導体から選ばれる一つ以上の化合物、抗炎症薬、及び製薬学的に許容しうる担体を含む。 ekouhou 特許公開・明細書

出願番号 : 特許出願2006-549356 出願日 : 2005年1月6日
公表番号 : 特許公表2007-522114 公表日 : 2007年8月9日
出願人 : ナトロジェン・セラピューティクス・インコーポレーテッド 発明者 : ワン,ロンギュイ 外4名
発明の名称 : 炎症関連疾患の治療法

本発明は、前炎症性サイトカインの発現及び/又は抗炎症性サイトカインの発現減少に伴う炎症関連疾患を治療するための医薬組成物及び方法に関する。該方法は、典型的には、イソインジゴ、インジゴ、インジルビン、又はそれらの誘導体、例えばメイソインジゴ及びNATURAから選ばれる一つ以上の化合物の投与を含む。好ましくは、該医薬組成物は、イソインジゴ、インジゴ、インジルビン、又はそれらの誘導体から選ばれる一つ以上の化合物、抗炎症薬、及び製薬学的に許容しうる担体を含む。明細書pdf >> かんたん特許検索

ヒト羊膜上皮由来の成体幹細胞の分離及び培養方法

2014年10月24日 | 細胞と再生医療
出願番号 : 特許出願2010-523925 出願日 : 2008年1月10日
公表番号 : 特許公表2010-537663 公表日 : 2010年12月9日
出願人 : アールエヌエル バイオ カンパニー リミテッド 発明者 : ラ チョンチャン 外3名
発明の名称 : ヒト羊膜上皮由来の成体幹細胞の分離及び培養方法

本発明は高い収率にてヒトの羊膜由来成体幹細胞を分離及び培養する方法に係り、さらに詳しくは、ヒトの羊膜組織からジチオスレイトール(DTT:dithiothreitol)及び低濃度のトリプシン処理を通じて羊膜上皮細胞を高収率にて得、前記羊膜上皮細胞をROCK阻害剤(Rho-associated kinase inhibitor)含有培地において培養して多量の成体幹細胞を得る方法に関する。本発明に係るヒト羊膜上皮細胞由来幹細胞は、既存の臍帯血、骨髄などの治療用幹細胞よりも採取し易く、DTT処理、ROCK阻害剤添加または培地交換により収率及び増殖率を格段に増加させることにより、成体幹細胞を製造する上で有効な方法を提供する。明細書PDF >> バイオ塾情報創庫DB

中国人科学者、幹細胞移植でパーキンソン病の症状を軽減

2014年10月24日 | 細胞と再生医療
中国人科学者は20日、人の神経幹細胞をパーキンソン病のラットの脳の線条体に移植し、症状をやわらげることに成功したと発表した。しかしこの技術を人に応用できるかについては、さらなる論証が必要だ。新華網が伝えた。

同成果は最新の「米国科学アカデミー紀要」に掲載された。北京大学分子医学研究所の周専教授は、「幹細胞移植によりラットの運動機能の障害をやわらげた。これはラットの脳の線条体に、ドーパミンと呼ばれる神経伝達物質を送れるからだ。脳の線条体におけるドーパミンの減少は、パーキンソン病の典型的な特徴だ」と指摘した。人民網日本語版 2014年10月22日

日本時代に活躍した「台湾医学衛生の父」の像、日台の絆結ぶ

2014年10月24日 | NEWSクリッピング

(台北 23日 中央社)日本統治時代に公衆衛生の分野で多大な貢献を果たし、「台湾医学衛生の父」と呼ばれる高木友枝氏(1858~1943年)の銅像が、氏の親族から中部にある彰化高校の図書館に無償で寄贈されることになった。その善意に感謝を伝えようと同図書館の呂興忠主任などが22日、高木氏の義理の孫、板寺慶子さん(=写真前列左2)の元を訪れた。 フォーカス台湾 2014/10/23



京大など、ヒトiPSから心筋細胞を効率的に分化誘導する方法を開発

2014年10月24日 | 細胞と再生医療

 京都大学iPS細胞研究所(CiRA)の山下潤教授、米ルイビル大学の升本英利研究員、京大の坂田隆造教授らの研究グループは、ヒトiPS細胞から心筋細胞を効率的に分化誘導する方法を開発した。この方法で血管細胞を含む心臓組織シートを作製。心筋梗塞のラットに移植すると、心機能の回復と心筋の再生が確認できたという。心臓の再生医療の進展につながると期待される。日刊工業新聞 2014年10月23日