バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

阪大、細胞内の金イオンをレーザーで金ナノ粒子にする技術開発-生体反応計測に応用

2014年10月10日 | 細胞と再生医療

 大阪大学免疫学フロンティア研究センター(IFReC)のニコラス・スミス准教授らの研究グループは、細胞内に取り込まれた金イオンにレーザー光を照射して金ナノ粒子を作る技術を開発した。細胞内の金ナノ粒子を表面増強ラマン散乱法(SERS)と組み合わせた。金ナノ粒子周辺の化学環境を調べられるという。生体反応の計測などへの応用を見込む。日刊工業新聞 2014年10月10日



富士フイルム、抗体医薬品向け動物細胞株の作製期間を3分の2に短縮

2014年10月10日 | 抗体 免疫 抗原 

 富士フイルムは9日、抗体医薬品の量産に適した動物細胞株を同社従来比約3分の2の期間で作製できる技術「アポロ」を開発したと発表した。アポロでつくられた動物細胞株を用いた場合、抗体たんぱく質の産生量は同約5倍になるとしている。抗体医薬品の開発期間を短縮できる点を訴求し、医薬品製造受託機関(CMO)事業の拡大を狙う。日刊工業新聞2014年10月10日



東大、悪性脳腫瘍形成メカニズムの一端を解明-関与する特定のDNA修飾発見

2014年10月10日 | 癌 ガン がん 腫瘍

 東京大学分子細胞生物学研究所の秋山徹教授らのグループは、悪性度の高い脳腫瘍「グリオブラストーマ」が形成されるメカニズムの一端を解明した。同腫瘍組織のDNAを解析することで、DNAに特定の修飾状態が多く含まれることを発見。この修飾状態が腫瘍形成に大きく関与していることを確かめた。病態の解明や治療薬の開発に結びつくと期待される。

 グループは同腫瘍患者の腫瘍組織を使い、腫瘍(がん)を生み出すもとになる「がん幹細胞」を培養してそのDNAを解析した。日刊工業新聞 2014年10月10日

中国の3Dバイオ印刷技術に、画期的な進展

2014年10月10日 | 海外情報
中国の3Dバイオ印刷技術が、進展を実現した。杭州電子科技大学の徐銘恩教授が率いるチームが開発した3Dバイオプリンターが、ヒトの肝臓や脂肪組織などの印刷に成功した。3Dプリンターによって印刷された細胞の活着率は90%に達し、4カ月に渡り生存を維持できる。国際的な学術誌「Biomaterials」は、同チームの研究は3Dバイオ印刷分野の最先端の水準に達していると評価した。科技日報が伝えた。人民網日本語版 2014年10月09日