retifの都市探検日記(高層ビル編)

東京の街並みなどを報告します

総武線東中野駅(東中野一丁目 神田川)

2012-02-29 06:09:15 | Weblog
万亀橋、どういう、謂れのある、名前なのかな。
まったく、わからない。
明治時代の地図を、見ても、載っていないので、おそらく、中央線が、開通して、あたりが、市街化されてから、架橋されたのだろう。
千鶴万亀、鶴は千年、亀は万年、の万亀、縁起のいい名前だ。
ひょっとしたら、橋を架けた者の、名前かもしれない。
市街化される前、明治時代、神田川流域は、長閑な、田圃。
両側は、台地になっていて、西側には、氷川神社、東側には、鎧神社。
目立っているのは、それぐらい。本当に、なにもない。
そして、神田川の流れは、緩やかなせいか、くねくねと、蛇行している。
そのまま、西から、東、海に向かうはずが、この一帯で、いったん、流れが、北へ、向きを、変えているからだろうか。
こういう流れ方、池袋近くの、谷端川と、似ている。
水流は、澱み、緩やかになり、長閑な景観。
だが、市街化されると、洪水を、防ぐため、流路は、直線に、改修されている。
仕方ないけど。
(2011年6月記)

総武線東中野駅(東中野一丁目 万亀橋)

2012-02-28 06:08:42 | Weblog
国分寺駅で、中央線に乗る。
中央線、だんだん、高架になってきて、沿線が、整備されてきたな。
ただ、三鷹から先、高架には、なっても、複々線には、ならないようだ。
せめて、立川駅まで、複々線になると、便利なんだけど。
複々線にしても、採算が、採れないのかな。
地方、郊外、そして、中央線沿線までも、衰退の一途、というわけか。
どうせ、とりやめるなら、せめて、一駅、武蔵境駅まで、複々線に、ならないものだろうか。
すでに、三鷹電車区の敷地が、広がっているので、路線の用地は、確保してある。
武蔵境駅から先は、西武多摩川線に、乗り入れてしまえば、さらに、便利だ。
もっとも、西武多摩川線は、単線だし、そもそも、あまり、意味はないだろうし。
などと、車窓の風景を、眺めながら、考えているうちに、中野駅。
総武線に、乗り換えて、次の駅、東中野駅で、下車。
南側に出て、街中を、東へ向かう。
しばらくすると、南から、北へ流れる神田川。
神田川には、万亀橋が、架かっている。
(2011年6月記)

山手線渋谷駅(渋谷三丁目 渋谷川)

2012-02-27 04:10:20 | Weblog
渋谷は、渋谷川が、流れているから、渋谷、なんだろうな。
途中で、古川に、名前は、変わっているけど。
古川の支流、かもしれないが、昔は、一つの川でも、流れいる地域で、名前が、変わることは、よくあることだ。
この地域の渋谷川、とくに、金渋色(錆色、赤茶色)に、濁っていたのかもしれない。
そう思いながら、渋谷川の流れを、見下ろしてみるが、今となっては、まわりを、コンクリートに、固められ、側溝のような、姿が、みられるばかり。
もっとも、明治時代、江戸時代、渋谷川は、濁った川、といった、表現は、きかないので、本当は、どうだったか、わからないが。
そういえば、すぐ西側にある、東急東横線の高架、近々、なくなるかも。
東急東横線が、地下化されるわけだけど、もし、そうなれば、ずいぶんと、ひらけた感じになるはず。
それが、契機となって、渋谷川の、流れも、昔に、戻ると、いいのだが。
そんな話は、きかないので、無理だろうな。
今日は、梅雨の走りなのか、一日、雨降り。
もう、帰ろう。
とくに、渋谷に、用もないし。
次、来るときは、どうなっているのかな。
渋谷川に沿って、北側、渋谷駅に、向かう。
(2011年5月記)

山手線渋谷駅(渋谷三丁目 東急東横線高架)

2012-02-26 08:29:18 | Weblog
さっき、通ってきた、南北に伸びる、通りが、鎌倉街道だったわけか。
そういえば、渋谷氏、について、だったが、別名、黄金長者、といったらしい。
ずいぶんと、景気のよい、名前だな。
さらに、渋谷川、少し下った先、南側には、白金長者。
こちらは、地名として、残っている。
もう一つ、江戸氏も、大福長者、といわれていた。
江戸氏の方は、港を、押さえていたので、それで、長者、だったのだろう。
とすると、内陸、渋谷川沿いの、黄金長者と、白金長者は、なんで、長者、だったのかな。
そういえば、渋谷川、鉄分を含んだ、金渋色、だから、渋谷川、と呼ばれたらしい。
あるいは、砂鉄でも、採れたのかも。
そのことに、渋谷氏は、気付いて、本拠地を、この場所に、置いたのだろうか。
昔のことなので、もう、わからないけど。
南西側、坂を、下っていく。
すぐに、渋谷川。谷底だ。
渋谷川の、西側には、沿うように、東急東横線の、高架。
東急東横線は、渋谷駅の、手前で、地下化される予定らしい。
シートで、覆われているのは、そのためかな。
(2011年5月記)

山手線渋谷駅(渋谷三丁目 金王神社)

2012-02-25 08:29:06 | Weblog
南北に伸びる、通りに入り、南へ。
さっきは、上り坂だったが、今度は、谷地への、下り。
すぐに、西に曲がり、そのまま、西へ。
ほどなくして、金王神社。
創建は、平安時代の、終わり頃か。
関東平野開拓の、一環として、渋谷氏が、やって来た時期。
渋谷氏の本拠地、渋谷城の敷地内に、あったらしい。
渋谷川を、見下ろす、斜面の、中腹。城としては、絶好の、立地だ。
ただ、それ以前、古代の、遺跡も、多く、残っている。
とすると、もともとは、太古から、暮らしがあり、特に、金王神社、一帯の、聖地だった、可能性もある。
そういえば、台地になっているので、太古の、暮らしは、なんとなく、わかるのだが、平安時代の終わり、なぜ、渋谷氏が、この地に、進出してきたのだろうか。
すぐ近く、東側に、南北に伸びる、鎌倉街道が、通っていた、ということもあるだろうけど、鎌倉街道は、名前の通り、鎌倉時代。
ひょっとしたら、もっと、昔から、道が、あったかも。
だとすれば、渋谷川もあり、交通の要衝、といったところか。
(2011年5月記)

山手線渋谷駅(渋谷ファーストタワー)

2012-02-24 05:05:55 | Weblog
高田馬場駅で山手線に乗り換える。
渋谷駅で下車。
駅西側に出る。
渋谷なんて、久しぶりだ。
久しぶりどころか、もう、縁遠い、街になってしまったような気がする。
昔は、よく、来たのに。
とりたてて、用事があるわけでもなかったけど。
南へ向かうと、すぐに、歩道橋。
歩道橋、というよりも、ペデストリアンデッキみたいだ。
階段を、上ると、ちょうど、東京東横線の、橋上ホームと、同じぐらいの高さ。
だから、よけいに、ペデストリアンデッキのように、感じてしまう。
それにしても、いつも、混んでいるな。
本当に、ペデストリアンデッキを、設置した方が、いいような、気もする。
歩道橋を、東へ。
南北に伸びる、明治通りを、渡り、東西に伸びる、六本木通りの、南側に、降り立つ。
渋谷駅周辺が、谷地になっているので、下りは、緩やかな、階段。
六本木通りを、さらに、東へと、歩いていく。
しばらくすると、南北に伸びる、通りとの、交差点。
交差点の、南西側には、渋谷ファーストタワーが、建っている。
最近、竣工した、高層オフィスビルだ。(工事中はこちら
(2011年5月記)

都営大江戸線勝どき駅(勝どき五丁目 環状2号線予定地)

2012-02-23 06:08:43 | Weblog
北西側に、入っていくと、荒野が、広がっている、区域。
環状2号線の、予定地だ。
さらに、その、荒野に沿って、北西へ。しばらくすると、隅田川に、行き当たる。
隅田川の、先は、汐留シオサイトの、高層ビル群。
もし、開通すれば、ものすごく、便利になりそうだな。
とりあえず、「家族ゲーム」の、集合住宅も、当時よりは、はるかに、便利になる。
それでも、家庭教師が、やって来るとしたら、やはり、運河から、だろう。
現実には、あり得ないことけど。
もし、運河からではなく、普通に、やって来るとしたら、高度成長を達成した、安定期の頃の、日本、それなら、あり得る。
家族の、外側にいて、それを、ゲームとして、飄々と、していられる、そんな、安穏なことが、実感できた時代。
つまり、家庭教師の側に、いられるのかも、と信じられた時代。
原作は、どんな設定だったのか、わからないけど、少なくとも、映画の「家族ゲーム」が、傑作になったのは、そのようなことがあり得ない、ということを、踏まえたからに違いない。
ひょっとしたら、「家族ゲーム」の監督、都営勝どき六丁目アパートの、家明りを、実際、見たのかも。
さらに、期せずして、近未来の集合住宅を、舞台にするつもりが、そのまわりに、茫々と、広がる、埋立地、荒野を、目の当たりにしたのかも。
さて、そろそろ、帰ろうか。
少なくとも、自分は、どうやら、「家族ゲーム」の、家庭教師の側に、いるわけではないので。
清澄通りに戻って、北東へ。
都営大江戸線勝どき駅に、向かう。
(2011年5月記)

都営大江戸線勝どき駅(勝どき五丁目の再開発地)

2012-02-22 06:09:21 | Weblog
朝潮運河に沿って、南西へ。
しばらくすると、北側に、広がる公園。
この近くにも、橋が、架かるらしいのだが、工事をしているわけではないので、わからない。
もっとも、架かったとしても、朝潮小橋のような、細い、橋になるかもしれない。
公園の中を、北へ。
古い団地にあるような、普通の、公園かと、思ったら、ずいぶんと、きれいな、公園だったな。
まわりに、高層住宅などが、建つと、公園も、きれいに、整備されるものらしい。
そういえば、「家族ゲーム」の、家庭教師について、だった。
映画の最後のシーンに、そのことが、暗喩されているように思える。
家の外、ヘリコプターの、劈く音と、静かな、家の中、で、終わっているのだ。
ヘリコプターの音、というと、当時は、ちょっと前に、話題になった、「地獄の黙示録」を、思い起こさせる。そうでなくとも、なにか、とても、不穏な、雰囲気。
家庭教師のキャストも、松田優作。やはり、そういった、雰囲気。
それと対照的に、家の中、そこは、静謐さ、平穏さ、が際立っている。
そんなことを考えながら、歩いていくと、南西に伸びる、清澄通り、そして、その北側に広がる、再開発予定地。
昔の、団地が、撤去されようとしてるようだ。
「家族ゲーム」の中で、最後、かろうじて、守られた、家の中の、静謐さ、平穏さ、までが、撤去されていくように、見えるのは、気のせいなのかな。
(2011年5月記)

都営大江戸線勝どき駅(朝潮小橋)

2012-02-21 06:09:19 | Weblog
都営勝どき六丁目アパートの南側には、おそらく、最近、できたであろう、ペデストリアンデッキがある。
東側の、巨大高層住宅から、連なっているようだ。
ひょっとしたら、予定されている、環状2号線の、上部にも、広がるのかもしれない。
ちょっと、ペデストリアンデッキに、上がってみる。
「家族ゲーム」の家庭教師が、運河を渡って、どこに、行ったのか、確かめたかった、というわけでもないけど。
ペデストリアンデッキからは、さらに、南側、朝潮運河を越えて、晴海まで、朝潮小橋が、架かる。
駅近くの、ペデストリアンデッキと同じで、四通八達、しているわけか。
この、細い橋に、加えて、さらに、環状2号線の橋も、近い将来、架橋されるはず。
ますます、便利になることだろう。
「家族ゲーム」の頃は、勝どき駅すらなく、変貌、著しい。
もっとも、いくら、交通の便が、よくないとしても、運河から、家庭教師が、現れる、などということは、現実的ではないだろうな。
(2011年5月記)

都営大江戸線勝どき駅(都営勝どき六丁目アパート)

2012-02-20 03:30:46 | Weblog
巨大な、高層住宅の、南西側には、古い、集合住宅がある。
都営勝どき六丁目アパート。
竣工は、高度成長を達成した後、安定期に、入った頃。
完成した当初は、近未来的な、建造物だったに違いない。
そして、この、集合住宅、映画、「家族ゲーム」の、舞台だったのだ。
あの、妙な、家族は、こんな、集合住宅に、住んでいたわけか。
竣工してから、数年で、映画が、世に出たのだから、映画の中では、まさに、近未来住宅、という、設定だったのだろうな。
そういえば、当時、ずいぶんと、「家族ゲーム」、流行ったっけ。
でも、家族がゲームなのかどうかは、現実に、例えば、夜になって、この、集合住宅に、無数の、家明りが、灯るのを、見れば、あまりにも、自明なことだろう。
それよりも、むしろ、運河から、登場し、集合住宅に入り、運河へと、退場していく、あの、家庭教師こそが、重要な、存在なのかもしれない。
そもそも、いったい、彼は、どこから来て、どこへ、戻っていったのだろうか。
(2011年5月記)