retifの都市探検日記(高層ビル編)

東京の街並みなどを報告します

西武池袋線秋津駅(塚森のモデルかもしれない、こんもりした木立)

2011-03-31 04:29:47 | Weblog
さらに、林の中を、南東へ。
住宅地に出たと思ったら、急な下り坂。
この急坂が、柳瀬川崖線なのだろう。
坂を下りきったところで、崖上の、さっきの林を見上げると、「となりのトトロ」に出てきた、塚森の風景そのものだ。
今は、崖下にまで、住宅地が、密集しているが、それらが、なかったとしたなら、見上げるような、巨大な木々が、天を覆っているように見える。
ひょっとして、社でもあるのかな、と思い、坂を上って、もう一度、林の中へ。
こういう、迫り出した、崖上には、神社があったりする。
実際、行ってみると、微妙な感じ。
参道も鳥居もないが、あるような雰囲気はする。
道なき林地を分け入って行くのは、ちょっと無理なので、確認はできなかったが。
たとえあったとしても、今となっては、あたりの鎮守としての機能、もはや、ないのだろう。
でも、本当に、あれば、塚森そのものなんだけどな。
また、坂を下りる。
塚森のモデルがあっとすると、その麓には、神池があるはずなんだが。
むろん、地図を見ても、存在しないので、実際、そのような池はない。
昔の地図なら、ひょっとして、と思うが、どうだろう。
「となりのトトロ」の神池のような、農業用溜池は、いたるところにあったわけで、可能性としては、なくはない。
(2010年7月記)

西武池袋線所沢駅(上安松 西武池袋線西側の林)

2011-03-30 06:09:54 | Weblog
集合住宅の中、南東方向に向かうと、広大な林があるはずなのだが、道が、途切れている。
あまりに暑くて、遠回りする気がおきない。どうしようか。
道路が途切れた先を、見ると、家庭菜園みたいな畑になっていて、土道が伸びているようだ。
途中で、行き止まりだったら、その時、考えればいい。
ということで、畑の中に入っていく。
どう見ても、普通に通る道とは、思えないが。
もっとも、こう暑くては、咎め立てする者もいまい。
ほどなくして、畑地を突っ切り、林の中に、入ることができた。
木々の生い茂る中、南東へ。木陰になるので、ちょっと涼しい。
ところで、なんで、ここだけ、こんなに、広い林が、残っているのだろう。
ちょっと、わからないが、いちおう、推察してみる。
南側、柳瀬川が、東へと流れているが、その北側に沿うように連なる河岸段丘。
柳瀬川崖線、とでもいうのかな。
その崖の上部、縁が、林になっているようなのだ。ここの林は、その一部だ。
たぶん、一帯が、開拓されたとき、地滑りを防ぐために、崖の上だけ、木々を残したのだろう。
理由は、ともあれ、柳瀬川の北側には、東西に、細長く、緑地帯が、残った。
そういうわけで、一帯は、今、すっかり、宅地化されているものの、この緑地だけは、ずっと、変わらないのだろう。
そう、「となりのトトロ」の時代から、ずっと、変わらない。
(2010年7月記)

西武池袋線所沢駅(北秋津 静かな住宅街)

2011-03-29 05:06:40 | Weblog
今、歩いているのは、くすのき通り。
いかにも、郊外の新興住宅地にありそうな、通りの名前だな。
通りは、カーブを描きながら、東へと、向きを、変えていく。
道なりに東へ。
やがて、南北に伸びる通り。その通りを渡ると、集合住宅がある。
それにしても、猛烈に、暑い。だからだろうか、誰もいないのだが。
そういえば、前回、「となりのトトロ」を巡る、道行のときも、暑かった。
あれから、もう、一年、経つわけか。
「となりのトトロ」も、夏の時期の設定なので、ちょうどいいかも。
ところで、前回は、「となりのトトロ」のモデルになった場所が、だいたい、わかったんだっけ。
それが、今、向かっている、所沢の東側、西武池袋線沿い西側あたり。
もっとも、そこに、何か、特別なものが、あるわけではない。
もし、あったとしたら、日本のどこかにある、という普遍性が、なくなってしまう。
でも、その場所に、あえて行こうとしているのはなぜだろう。
たとえば、ネコバスのモデルは、近辺を走る、西武バスのような気がするのだ。
このあいだ、歩いているとき、迷路のような、住宅地の中まで、バスが、軽快に、走り回っていた。
クルマでも、いいんだろうけど、道は狭いし、迷路のようだし。
やっぱり、バスだな、と思ってしまう。
その思いが、ネコバスなのだろう。けっして、ネコグルマやネコタクシーではない。
そう思うと、ちょっと、興味深いではないか。だから、「となりのトトロ」のモデルになった場所へ、向かうのだ。
さあ、先を急ごう。
(2010年7月記)

西武池袋線所沢駅(所沢駅東口駅前広場)

2011-03-28 05:02:34 | Weblog
西武新宿線に乗り、所沢駅で下車。
いつもは、駅西側に出るのだが、今回は、東側へ。
いちおう、駅前広場はあるけど、他には、特に、何もない。
それもそのはず、駅西側には、かつて、鎌倉街道が通っていて、それなりに、歴史があるのだが、東側は、新市街。だから、何もないのだ。
駅前広場から、東へ。
すぐに、交差点を、北に、曲がり、そのまま、北へと進む。
駅を、少しでも、外れると、静かな住宅地。
ところで、なんで、このような、何もないところに、やってきたのか、というと、「となりのトトロ」のモデルを探すため、なのだ。
「となりのトトロ」の「トトロ」は、所沢の「トコロ」、らしい。
というわけで、所沢まで、やって来たわけ。
ただ、この、「トトロ」由来の「所沢」、駅西側ではなく、駅東側。
とすると、歴史のある、固有名詞としての、「所沢」、ではなさそうだ。
今、まわりを見渡しても、何も、ないので、そうに違いない。
ならば、「となりのトトロ」の「トトロ」は、所沢の「トコロ」、ではあるけれど、それ以前に、場所を示す普通名詞、「所(トコロ)」、なのだろう。
じゃあ、所沢に来ても、まったく、意味がないではないか。
と気付いても、もう、遅い。
この日は、猛烈に、暑くて、なんか、引き返す気力が、失せてしまった。
とにかく、歩くしかない。
(2010年7月記)

横須賀線武蔵小杉駅(武蔵小杉駅 東海道新幹線と成田エキスプレス)

2011-03-27 07:36:24 | Weblog
せっかくなので、帰りは、真新しい、横須賀線の武蔵小杉駅で帰ることにする。
駅の新設は、列車が、その駅に、停車しなければならず、スピードダウンの可能性があり、あまり、いいとも思えないが、この場合は、さすがに、影響力が大きいだろう。
なにせ、南武線とも繋がるし、さらに、東急東横線とも、繋がるのだ。
その割に、賑わっていないけど。
それはそれとして、たしか、南武線武蔵小杉駅とは、かなり、離れているにもかかわらず、通路で直結されているはず。
まだ、行ったことないので、わからないが、機会があったら、後で、通ってみるかな。
横須賀線武蔵小杉駅のホームに出てみる。
隣を、東海道新幹線が、絶え間なく、通過していき、なかなか、面白い光景だ。
もっとも、通過していくだけで、武蔵小杉とは、特に、関係はないけど。
そういえば、川崎縦貫鉄道、というのもあったな。
たしか、最初、ここは、通る予定でなかったかもしれないが、いまのこと、武蔵小杉も、通ることに、決まったらしい。
それと、もう一つ。
武蔵野南線、というのが、すでに、地下を、通っている。
現在、貨物線しか、通っていないが。
といっても、将来的に、旅客化されることは、まず、ないだろうけど。
ということで、武蔵小杉は、すっかり、交通の要衝になってしまった。
高層住宅が、こんなに建つのも、わかるな。
今度、ここに来るのは、東急東横線武蔵小杉駅ホーム西側の再開発が完成した時期。(2012年秋)
その頃は、どうなっているものやら。
湘南新宿ラインの車両が来たので、乗り込む。
(2010年7月記)

横須賀線武蔵小杉駅(横須賀線武蔵小杉駅駅前広場)

2011-03-26 07:21:17 | Weblog
東へと向かう。東急東横線武蔵小杉駅の下を潜り、さらに、東へ。
さっきと、同じコース。なんだか、二度手間で、効率よくないな。
しばらくすると、南北に伸びる綱島通り。
綱島通りを渡り、別に、南へと伸びる、細い道に入り、南へ歩く。
同じような場所を、ぐるぐる、歩き回っているみたい。
程なくして、再び、野村不動産武蔵小杉ビルN棟。
別に、迷路に迷い込んだわけではない。
限られた範囲内で、高層ビルが、次々と、建ちまくっているので、こういうことになるのだ。
つまり、たまたま、もとの場所に、戻ってしまっただけ。
そういえば、本当は、建設中でも訪れるべきなのだが、そうしていると、武蔵小杉駅周辺だけ、頻繁に訪れることになってしまうので、竣工した高層ビルだけにしている。
もし、建設中の段階でも、訪れているとしたら、同じ場所に、頻繁に、来なければならず、あまり、面白くない。
もっとも、竣工した高層ビルだけだとしても、この後、相当、武蔵小杉駅周辺を、訪れなければならないだろう。
野村不動産武蔵小杉ビルN棟の北側、東西に伸びる道路を東へ。
すぐに、横須賀線武蔵小杉駅の駅前広場がある。
新しくできた、横須賀線に開業した駅だ。
横須賀線には、湘南新宿ラインも走るので、ここから、新宿駅、横浜駅、そして、東京駅、と、直接、行けることになる。
武蔵小杉が、飛躍的に、便利になるわけだ。
(2010年7月記)

東急東横線武蔵小杉駅(小杉町三丁目 センターロード小杉)

2011-03-25 05:03:11 | Weblog
さらに、府中街道を北西へ。
東急東横線の高架を潜り、今度は、北へ、曲がる。
そのまま、街中、商店街を北へ。
ここらへんは、駅近く、ということもあり、まだ、昔の川崎っぽい、下町の雰囲気が残っている。
さっきの、府中街道沿いのような、ぽつんと取り残された、感じではない。
ただ、その先、さらに歩いていくと、東急東横線武蔵小杉駅の西側、大規模に、再開発の工事中。
次、武蔵小杉を訪れるとしたら、間違いなく、この、再開発が完成した頃なのだが。
たぶん、駅近くも、いや、駅近くだからこそ、かくのごとく、順次、再開発されていくのだろう。
昭和の商店街が、残ったとしても、おしゃれな店舗や、どこにでもある、チェーン店で、埋め尽くされるはず。
そして、工場地帯、歓楽街から、郊外、田園都市に変貌するのだ。
一帯から、工場がなくなり、代わりに、高層住宅が建ち並んで、がらりと、客層が、変わったのだから、仕方がない。
楽しみは、ちょっと、離れるけど、等々力緑地のサッカーなのだろうか。
武蔵小杉に、住んでるわけではないので、わからないけど。
それはそれとして、次、武蔵小杉を訪れたときは、こうした、昭和の商店街、どうなっていることやら。
(2010年7月記)

東急東横線武蔵小杉駅(市ノ坪 府中街道沿いの昔の商店)

2011-03-24 06:09:48 | Weblog
綱島街道を南へと歩いていく。
ちょっと前までは、工場地帯だったのに、ずいぶんと、きれいな通りになったものだ。
しばらくすると、北西方向に伸びる、府中街道。
府中街道を、道なりに、北西へ。
歩道が狭いのに、クルマが、どんどん、通り過ぎていく。
車道が広いわけではなく、道路脇の商店が、車道に近過ぎるのだ。
もともと、街道とはいえ、商店街のような、感じだったので、仕方がないけど。
ただ、そんな府中街道沿いに並ぶ商店、ちょっと前から、もう、ずっと、シャッターが閉まったまま。
営業していないんだろうなあ。
そういえば、バブルの頃だったか、何度か、クルマで、この、府中街道を、走った記憶がある。
もちろん、当時は、これらの、商店、まだ、健在。
まわりが工場地帯、ということで、川崎、あるいは、五反田みたいな、歓楽街の雰囲気がしていた。
いまは、まわりは、郊外の田園都市。
その中に、ぽつんと、シャッターを閉めた商店群が、取り残されている。
昭和の遺物、というところか。
懐かしの昭和歴史テーマパークなら、残るのかな、と思ってしまう。
でも、どう考えても、府中街道が、拡幅した段階で、消滅するに違いない。
昔が、また、一つ、思い出に変わってしまったな。
(2010年7月記)

東急東横線武蔵小杉駅(中丸子 拡幅されつつある綱島街道)

2011-03-23 05:17:16 | Weblog
北へ。もと来た道を引き返す。
再び、南北に伸びる、綱島街道。
以前と比べ、きれいになったとはいえ、実は、まだ、工事中だ。
地図で見ると、幅広の、立派な、道路なんだけど。
もっとも、数年、経てば、地図通りには、なるはずだが。
ちなみに、バブルの頃の地図を、広げてみると、綱島街道は、工場地帯の真ん中を通る、普通の道路でしかない。
そういえば、武蔵小杉のある、南武線沿線は、工場地帯だったのだ。
沿岸の京浜工業地帯が、南武線沿線に、広がっていったのか、もともと、南武線沿線が、工業地帯だったのか、よくわからないが。
ただ、もう一つの側面もある。
工場もあったけど、その隣は、長閑な、水田が広がっていたのだ。
学生の頃、南武線で、通学していたので、よく、覚えている。
たぶん、きれいな水が、豊富だったので、工場地帯が、広がったのかもしれない。
そんな風景も、それはそれで、懐かしい思い出。
工場は、なくなったけど、水田は、まだ、あるのかな。長閑な田園風景は、残っているのかな。
水田地帯が残っていたとしても、なんだか、田園都市線沿線みたいになっただけのような気もするが。
(2010年7月記)

東急東横線武蔵小杉駅(野村不動産武蔵小杉ビルN棟)

2011-03-22 05:02:50 | Weblog
高田馬場駅で山手線。
渋谷駅で、東急東横線に乗り換える。
武蔵小杉駅で下車。
昨今の、不景気で、さしもの、高層ビル建築ラッシュ、一服していたようだが、再び、蠢動し始めたみたい。
あるいは、今のうちに、早いところ、建ててしまおう、という腹かな。
さっそく、武蔵小杉駅の西側へ。
更地が広がっているが、着工も始まっていない。まだ、そのまま。
不景気が来なければ、もう、かなり、工事は、進んできるはずだが。
たぶん、もう少ししたら、着工するかもしれない。
西へ、歩いていくと、すぐに、巨大高層住宅群。こちらは、間に合った口だな。
その下を、抜けていくと、南北に伸びる、綱島街道。
以前、来たときは、綱島街道、普通の道路だったと思うのだが、いつの間にか、きれいに、整備されている。
これだけ、周囲が、変わったのだから、道路も、変わるのだろう。
さらに、綱島街道の東側にも、並び建つ、巨大高層住宅。
これだけ、建てまくって、需要は、あるのだろうかと思ってしまうが。
綱島街道の東側に入り、南へ。
そのまま、進んで行くと、道路の、東側、横須賀線高架との間に、高層オフィスビル、野村不動産武蔵小杉ビルN棟。
最近、竣工している。
高層ビル建築ラッシュが、一服している間に、建ったのは、このビルくらいか。
(2010年7月記)