都営大江戸線西新宿五丁目駅（西新宿パークサイドタワー）

東側へ、西新宿六丁目西地区の真ん中へ入っていく。
ちょっと前までは、住宅などもあり、生活感のある場所だったのだが。
今は、なんだか、すっきりしてしまったな。
高層住宅のアイタウンの東側に出て、北へ歩く。
アイタウンの北側には、新宿スクエアタワーがある。
そのさらに北側には、新しい高層住宅、N.Y.T アトラスタワー西新宿がある。
N.Y.T アトラスタワー西新宿の東側、青梅街道沿いにある西新宿三井ビルの南側に西新宿パークサイドタワーがある。
竣工は、バブルが崩壊した後だ。
たぶん、このビルが竣工したときは、周りには、こんなに高層ビルは建っていなかったかもしれない。
だが、今では、かくのごとく、周り中、高層ビルだらけ。
まさに高層ビルに埋もれた高層住宅、という感じがする。
わずかに、南東側には、小学校の跡地があって、そちらは開けているが。
小学校の跡地、といっても、更地になっているわけではなく、校舎も校庭もそのままで残されている。
小学校の名前は、淀橋第三小学校、といったらしい。（今は、芸能花伝舎という芸能団体が入居している）
この小学校がなくなったのは、西新宿パークサイドタワーが竣工した直後ぐらいだろうか。
ということは、西新宿パークサイドタワーができあがった頃には、まだ、この場所に、子供らの活発な明るい声が響き渡っていた、ということだ。
本当に、今では信じられない。
自分の卒業した小学校も統廃合の噂があったりするが、なんとか、細々と存続しているらしい。将来はわからないけど。
なんか、時代が流れるほど、どんどん、寂しくなるような気もするなあ。
実際、今いる、高層ビルの谷間は、静かだし、目の前の小学校の校舎や校庭は、もはや、物音一つしないし。
子供の頃、描いた未来と、今とが、あまりに違っていて、しばらく、校舎の前で立ち尽くしてしまう。
（2008年1月記）