美しい連子格子がついている窓だが、暑い夏の夜など部屋に灯りをつければ、部屋の様子は外から丸見えだからプライバシーも覗かれるなんぞと思うと、現代的発想になってしまう。
二階の上の煙抜きの小屋根、和風の街灯柱、街路樹・・・いずれもこの街並みを美しくしている。
海野宿の入口の白鳥神社の巨木がいよいよ近づいた。そろそろお別れ。
白鳥神社の前から海野宿の優美で落ち着いた街並みを振り返って見つめる。さようなら。また訪れたいなあ。
しなの鉄道から降りて軽井沢駅で東京行きの長野新幹線を待つ。軽井沢駅はさすがに高原の駅、海野宿の街路ではまったく見られなかった雪がここではびっしり。だが、これでも山形県内での駅構内ほどの積雪ではない。