山形の過去、現在、未来

写真入りで山形の歴史、建物、風景を紹介し、併せて社会への提言も行う

山形の名建築(18) 金瓶学校(斎藤茂吉母校)

2006-01-29 07:32:57 | 建物


 上山市域の北はずれで、すぐ山形市との境界の所に蔵王の山並みがすぐ間近に望める金瓶という集落があり、そこはアララギ派の歌人斎藤茂吉の生誕の地として知られる。
 茂吉(旧姓守谷)は東京の斎藤家の養子となり、青山脳病院院長を務めたが、死後は生家のすぐ近くの宝泉寺に葬られた。墓は住職の墓と並んでいる。
 この写真は茂吉が入学した小学校校舎で、もともとは寺の住職の隠居所として建てられたが、小学校として改造され、茂吉は3年生まで学んだ。校舎は明治時代の姿のまま保存会の手で大切に保存されている。
 今でも当時の子どもたちの賑やかな声が聞こえてきそうな佇まいである。

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