山形の過去、現在、未来

写真入りで山形の歴史、建物、風景を紹介し、併せて社会への提言も行う

4月の公職選挙はやめるべし

2011-03-29 21:54:33 | 時評
 まことにお色気ゼロの写真で御免蒙る。
 大きな顔写真入りのポスターが貼り付けられたとしても、美人投票のためのものではないから、やはりお色気が格段に増すことは期待できない。
 山形は大震災にもかかわらず被害が最小限であったということで、4月の統一地方選挙の県議選と市町村議選挙は実施されることになり、写真のとおり候補者のポスター掲示板が各所で設置されている。
 被害がきわめて大きい岩手県、宮城県、福島県で選挙の実施が延期されたのはごく当然のことだが、山形県など被害が少ない県においても多くの県民は関心と投票意欲はきわめて低いようだ。いくら直接的被害が少ないとはいえ、大方の国民感情としては「選挙どころではない」のだ。
 さらに、たとえ大震災と巨大津波、原発事故がなかったとしても、そもそも4月に選挙というのは無理な話なのだ。
 これはブログ主がかねて以前から思っていたことであるが、4月の公職選挙はわざわざ投票率を低くするために実施されるようなものなのである。
 とりわけ4月の前半に実施される都道府県議会議員選挙なるものはより身近な市町村議選挙や国政選挙と比べかなり関心度が低くなる選挙であり、また4月上旬は住民の移動期であり、特に転勤族などの新住民にとっては候補者の誰一人名前も顔も知らないために投票意欲はきわめて低い。
 従前からの住民にとっても新年度に入ったばかりで仕事も多忙をきわめ、選挙どころでない住民も少なくないし、選挙の管理にあたる自治体にとっても人事異動と重なり本来の業務に多少ともしわ寄せを及ぼす迷惑なものである。
 4月の公職選挙は今回限りとし、投票率を少しでもアップさせるためにも、来期からは5月以降の実施にすべきと思われる。
コメント
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