山形の過去、現在、未来

写真入りで山形の歴史、建物、風景を紹介し、併せて社会への提言も行う

師走の酒田街歩き(1)

2010-12-28 21:23:24 | 旅行、小旅行
 昔は最上川の船運と日本海沿岸の有数の港町として栄えた酒田市はごく近年は映画『おくりびと』の舞台と主要なロケ地で有名になり、観光客が多く訪れるようになった。
 でも、「おくりびと」フィーバーも今年あたりはだいぶ下火になったと聞く。
 以前に酒田を訪れたのはもう6年以上も前になり、その後酒田の町はどう変わったのか無性に酒田を再度訪れてみたくなった次第である。
 交通手段は山形からJR鉄道であり、新庄までも少数の乗客であったが、新庄から酒田まで直通の列車(陸羽西線と羽越線)は貸切同然であった。
 しかも後者の車両の窓は泥だらけで、窓の外の初秋の景色を楽しむどころでなかった。
“鉄道ファン”は決して少なくないはずであるが、このローカル線の乗客の少なさは一体どういうわけなのかと考えさせられた。
 酒田駅前に降りたら、その淋しさはかなりのもので、とてもこれがかつて港町として栄え、観光地でもある酒田なのかと鳥肌が立つ思いにかられた。
 このことについては下記の姉妹ブログでも論じているので、閲覧ねがいたい。
http://blog.goo.ne.jp/ezoben-k/d/20101227 ←クリック 
酒田駅前で私を出迎えてくれたのは「おくりびと」ロケ地めぐりの案内板であった(写真「左」)。「おくりびと」が「むかえ」てくれたわけである。
 そして駅前のきわめて淋しい商店街を10分ほど中心街に向けて歩くと右手に緑豊かな場所が見えたので右折して進むと寺院の三重の塔が目の中に飛び込んできた(写真「右」)。近くで見たところかなり新しい建築に思われた。
 酒田には格式の高い巨刹が多いというもともとの印象は持ち合わせていたが、三重塔まであるとはいささか驚きであった。 ◆次回は酒田の寺院群を写真で紹介したい。
コメント
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