山形の過去、現在、未来

写真入りで山形の歴史、建物、風景を紹介し、併せて社会への提言も行う

長門の海岸散歩する。みすずも詩情浮かばず?

2008-06-17 18:10:19 | Weblog

 前日の記事の続き。。。
 金子みすずは娘時代、仙崎から現在の長門市駅手前の女学校まで通ったそうである。
 私もたぶん彼女が歩いたと思われる海岸沿いの道を歩いて長門市駅を目指した。
 むろん、海は日本海であり、みすずが愛した青海島も望める景勝地で「あった」。あえて過去形で述べたい。
 でも、この本来は景勝抜群のはずの道を現在では徒歩で30分近くも歩く人間など居やしない。なぜなら、この道は既に仙崎と巨大橋で結ばれた青海島に至る幹線道路としてクルマがびゅんびゅん唸り声をあげて疾走する道路と化しており、歩道らしい歩道もないからである。しかもすっかり人工的海岸線と化してしまい、これでは、もしみすずが現代に甦ったとしても、さすがの天才文学少女も詩情など浮かぶものかと思われた。
 金子みすずを記念館のみに閉じ込めるべきではない。[4月25日]
写真説明 ①日本海深川湾の美しい景観を堪能するどころでない コンクリート壁の「交通安全」の文字すらうっとおしい ②テトラポットづくしでも詩心が涌いたらみすずを凌ぐ超天才だ 辛うじて青海島が望める ③無理してでもコンクリート壁越しに眺めれば奥床しい長門海岸の美景を楽しめる ④長門市駅近くで懐かしい顔と対面 お元気そうですな さすが山口県人の血脈 ⑤長門市駅から南に伸びるJR美祢線から見えた日本の高い煙突 厚狭駅で乗換え岩国に向かう →クリックで画面拡大 

 
コメント
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