山形の過去、現在、未来

写真入りで山形の歴史、建物、風景を紹介し、併せて社会への提言も行う

こごドゴだべ? ヤマガダだべした~(6)

2007-12-01 22:59:02 | 建物
 何やら前衛アートなのか幼児の落書きなのかわからぬ色彩のバスが停車している。
その背景には斜面のような所に大屋根のついたビルと和風の屋根の建物が見える。
 ここはその奇怪なバスの発着所らしいが、乗客の大半は背後のビルに出入りする若者たちのようだ。でも、その若者たちも多くがマイカーを利用するようになって、バスの利用率は思わしくないようだ。
 以前、このあたりは美しい棚田と農村集落が広がる地域だったが、背後のビルが県と市の肝いりで建てられてから市街地化への区画整理が進められ、最近ではピンク色や黄色などの原色の壁面の住宅が多く建てられて、どこの国の住宅街かわからない、とてもヤマガダの街並みとは思えない景観へと変貌した。
「おらだ~としょりだは散歩しているうづ、あだりの景色が変わり過ぎですまたもんだがら、どごばあらてえっかわがらなぐなて、迷子になてすまうみだいだず~。」(我々年寄りたちは散歩しているうちに、周辺の景色が変わり過ぎてしまったものだから、どこを歩いているかわからなくなって、迷子になってしまうみたいですよう。←山形語一級師範氏?訳)
 さあて、こごドゴだべ?

※ このシリーズの11月24日の記事の回答は山形市内滝山地区です。
コメント (3)
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