山形市からそう遠くないJR某駅で降りて小さな市街地を抜けて合計20分ほど歩けばこんないたくのどかな景色が目に入って来る。
とりたてて絶景で秀麗な景観というわけではなく、至って平凡な田園風景なのだが、それでも不意にこんな光景に出逢うとなんともほっとして心が現れるような気がするから不思議である。しかも小さいとは言え市街地のすぐそばである。
おそらく上古の時代には小豪族の古墳ではなかったかと思わせるささやかな丘陵が田畑の上に浮かんでおり、その上部には樹林と小さな社殿が見える。
そこは近隣の住民の祈りと祭儀の場としての鎮守の森なのであろう。
だから神聖な空間なのだが、あまりにも素朴な風景なので、これを目にする若い女性たちはきっと「かっわいい~」とか「かっわゆい~」とかと叫ぶに違いなかろう。
徒歩の楽しさ、利点はこんなところでも大いに得られる。
さ~て、こごはどごだべ? ちぇっとむずがすいがもすんね(ちょっと難しいかもしれない)。(写真をクリックすれば拡大します。)
※ このシリーズ11月20日の記事の回答 → 山形駅西の建設ラッシュの光景