皇族にも車の運転ができる方は居られる。だが、公務はむろん、私的に出掛けられるのに自ら車を運転されるとなると宮内庁職員にとっては気が気でなくなる。皇族が自らハンドルを握って外出されるのはできるだけ避けてもらいたいであろう。
ところで、皇族でなくとも「ミヤサマ」は世間には多い。つまりサケノミヤサマ(酒飲み屋様)である。別の漢字では(大変恐れ多いことだが)「酒宮様」ともなる。アルコールが入れば気持ちが大きくなり、まるで「何とか様」にでもなったような気分になるからである。
酒自体は甘くはなく辛いものだが、とかく日本では飲酒には甘い。ついでに車用族にも甘い。この2つが重なって飲酒運転の事故が絶えない。
写真の本の著者の井上郁美さんとご主人の保孝さんご夫妻とは2度お会いしている。東京での小さな集まりと山形市の遊学館においてである。この本の裏側には郁美さんのサインで03年11月とあるから3年前(山形)である。
遊学館では犯罪被害者支援県民研修会の中でご夫妻が講演され、平成11年に東名高速での酒酔いトラックの事故で幼い2人の娘さんを失われ、飲酒運転等による悪質交通事犯の量刑見直しを訴える運動を全国で展開されてきたことを語られた。
お2人と支援者及び同じく交通事故で大切な家族をなくされた遺族の方々の力が結集して、ついに危険運転致死傷罪が設けられたのである。
それにもかかわらず福岡で3名もの幼児が命を奪われるような飲酒運転による事故が絶えないのは何故なのか。それは、アルコール依存症者が多いからであるのも勿論だが、車依存症者も多過ぎるからではないか。だから酒を飲んでもごく軽い気持ちでハンドルを握ろうとする。
禁酒国が多いイスラム諸国でも車の事故はかなり多い。車もまた酒のように、或いは酒以上に人を虜にしてしまう魔力を持つからのようである。
日本でならば、酒に酔っても車の誘惑には負けるな。
ところで、皇族でなくとも「ミヤサマ」は世間には多い。つまりサケノミヤサマ(酒飲み屋様)である。別の漢字では(大変恐れ多いことだが)「酒宮様」ともなる。アルコールが入れば気持ちが大きくなり、まるで「何とか様」にでもなったような気分になるからである。
酒自体は甘くはなく辛いものだが、とかく日本では飲酒には甘い。ついでに車用族にも甘い。この2つが重なって飲酒運転の事故が絶えない。
写真の本の著者の井上郁美さんとご主人の保孝さんご夫妻とは2度お会いしている。東京での小さな集まりと山形市の遊学館においてである。この本の裏側には郁美さんのサインで03年11月とあるから3年前(山形)である。
遊学館では犯罪被害者支援県民研修会の中でご夫妻が講演され、平成11年に東名高速での酒酔いトラックの事故で幼い2人の娘さんを失われ、飲酒運転等による悪質交通事犯の量刑見直しを訴える運動を全国で展開されてきたことを語られた。
お2人と支援者及び同じく交通事故で大切な家族をなくされた遺族の方々の力が結集して、ついに危険運転致死傷罪が設けられたのである。
それにもかかわらず福岡で3名もの幼児が命を奪われるような飲酒運転による事故が絶えないのは何故なのか。それは、アルコール依存症者が多いからであるのも勿論だが、車依存症者も多過ぎるからではないか。だから酒を飲んでもごく軽い気持ちでハンドルを握ろうとする。
禁酒国が多いイスラム諸国でも車の事故はかなり多い。車もまた酒のように、或いは酒以上に人を虜にしてしまう魔力を持つからのようである。
日本でならば、酒に酔っても車の誘惑には負けるな。