山形の過去、現在、未来

写真入りで山形の歴史、建物、風景を紹介し、併せて社会への提言も行う

ひっそりと、華やかに咲き誇る湧水池の桜

2006-04-28 04:25:12 | 風景
 自宅から自転車で北へ30分の所に静寂そのももの桜の“名所”がある。中心市街地からかなり離れた農村地帯に位置し、普通はクルマなしでは行けない“非常に遠い”場所と思われているから、「自転車利用」と語るだけで大抵の人は驚くが、私のような決して“若人”には属さない者でさえ“わずか30分”のペダル漕ぎで行き着ける所なのである。
 むろん積雪期はほぼ無理だし、酷暑の真夏にも大変辛い。それでも桜の季節なら快適そのものである。(ただしどの道路もハイスピードの車が多いので要注意。)
 ともかく過剰なまでのクルマ依存症候群のために、同じ桜の名所でも観桜で混雑する所と静寂なままの所に二分された状態である。私が訪れたこの湧水池はむろん後者に属し、この時の訪問者はむろん私一人だけ。地域住民すらあまり訪れていないようだ。
 ここはかつて地区の住民らの手により、この貴重な湧水池の美観を含む環境回復と保全の施策が執られた所と聞いている。桜並木が美しいだけでなく、ゴミ一つ落ちていない状態にも感動した。
 ここでこの美しくも静寂な景観を写真で紹介するが、訪れてみたい(ただしそろそろ葉桜か)方は、できれば徒歩か自転車での訪問をお勧めしたい。桜もその方を喜ぶと思いますから。

 ※ JR奥羽本線「漆山駅」から東へ徒歩で7~10分
コメント (2)
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