『 HARD & LOOSE 』 れいめい塾 津市久居

塾頭の『れいめい塾発 25時』
三重県津市久居にある学習塾『れいめい塾』の塾頭のブログです。

試験範囲、ことに社会の範囲の乖離

2009年06月22日 17時30分23秒 | 高校受験
中3の拓夢が一枚の紙を差し出す。
久居中の試験範囲・・・やっとだ。
先週末にはすでに中2が発表済み。
これって逆やない?
やっぱり内申がヴィヴィッドに反映される中3から試験範囲を発表するのが愛やで。

公民の範囲は最初から15ページまで。
ちなみに久居東中が50~95ページ・・・呆れる。
しかし南郊中はまだ歴史をやっている・・・呆れを通り越す。
ウチの塾には久居中・久居東・附属・南郊中・嬉野と5つの中学から集まってくる。
去年は松阪中部という変り種もいたが・・・。
試験範囲は発表次第、教室のホワイトボードを埋め尽くしていく。
壮観である。
そして、各中学の範囲の乖離もまた壮観・・・。

ことに社会の乖離が激しい。
歴史は中3の1学期一杯で終えても構わないことになっている。
しかしやね、歴史と公民どちらが好き?って生徒に聞いたら2:1くらいで歴史のはず。
いや、3:1か・・・それ以上か。
理由は自明だ。
中学の歴史は人物を通しての政治史中心、ゆえに生徒たちにすれば想像しやすい。
戦国武将のトレンドも相まって?生徒の頭の中でビジュアル化しやすいのだ。
一方、公民は権利や人権なんぞと目に見えないものを扱う。
普段から日々のニュースに関心があるような生徒はともかく、ふつうの享楽追求型の生徒にすれば政治や経済、想像しにくい産物だ。
さらに今の時代、極論すれば過去の事例から現在に警鐘を鳴らす歴史より、リアルタイムの今を語る政治や経済のほうが大事やん・・・暴論かな。
センター試験の流れを見ても公民の重要性が高まっているやん。
時間をかけるべきは公民、とにかく俺はそう信じている。

少なくとも歴史は中2の3学期終了時には終わっている・・・そうできないものだろうか。
各中学の社会科担当の先生方には、何卒適切なカリキュラムをお願いしたい。

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中間試験で頑張ったのは中2の沙季と文哉。
沙季は前回より80点上げ、文哉は150点上げてきた。
しかし、塾での生活も長くなるとだれてくる。
塾に密航してきた時の新鮮な気持ちを期末試験まで持続できるかどうか。
正念場である。
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