電話が鳴る・・・「ああ、お父さん、結婚記念日おめでとう」 めい(18期生・保育士)の声。「今日は昼と夜、どっちが塾出れそう?」 「昼やな」 「分かった」
奥さんと二人で30周年を静かに過ごす・・・そう決めての今月10日の城崎近くの宿屋での一泊だったが、娘たちは娘たちなりに俺たちの節目を祝ってくれるようでありがたい。
30年間、居住空間が職場空間でもあったこんな父親だ。マージャン卓が教室にはあり、机には塾生やOBやOGの差し入れが散乱している。ちなみにマージャン卓も古西(12期生・JT)の差し入れだ。仕事=家庭であり家庭=仕事だった。あえて人生=仕事、極めつけのブラックではあるが人生=仕事、そして家庭でもあったのだ。
奥さんが昨日、あすかチャンにアドバイスしていた。「亭主に期待するから頭に来るのよ。ハナッから期待しなかったら頭にも来ないわよ。こんな人と30年いっしょにいてて、それを悟ったわ」
今から『あじよし』で食事。一時期はめいの「家庭」でもあった『あじよし』で娘たちが奢ってくれるそうだ。