突発性難聴が猛威を奮っている。
近鉄特急が四六時中左耳のすぐ横を走り抜けている。
積もるいらだちとともに左耳の容赦のない仕打ちに苛まれる。
それでも授業は続く。
今日は三重高の平成18年度。
全般的に軽い問題が並ぶ。
試験結果があがってくる。
玄太の自己採点表には各教科へのコメントつき・・・いつものことだが。
英語 100点 楽!
数学 100点 計算がメンドウなだけ
国語 91点 国語らしからぬ問題でした 往←→復、実態と実体の違いを知らなかった。
理科 95点 グラフの横軸、時間かと思とったァー!!!!
社会 94点 年金のやつミス cradle → grave がイギリスだとは・・・
cradle → grave とは、「ゆりかごから墓場まで」
cradle にしろ grave にしろ、高校生とシノギを削っている英単語のプリントで出てきている。
「ゆりかごから墓場までってイギリスのフレーズの墓場って grave か tomb か、どっちなん」と英語のプロパーの森下に尋ねたのは俺だ。
「うん・・・grave じゃなかったかな」と論文執筆中の森下。
そのやり取りを聞いていた玄太が早速コメントに書いてきたわけだ。
俺は真ん中の部屋でついつい苦笑しちまう。
少しだけ特急電車も速度を落としてくれたみたいだ。
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