『 HARD & LOOSE 』 れいめい塾 津市久居

塾頭の『れいめい塾発 25時』
三重県津市久居にある学習塾『れいめい塾』の塾頭のブログです。

お知らせ

津・松阪地区で高校入試における内申でお悩みの方は、無料相談承ります。
メール(reimei.nakayama@gmail.com)またはお電話(059-255-1123)で、れいめい塾まで『内申の件で』とご連絡ください。

3月3日

2006年03月03日 13時51分42秒 | Weblog

久しぶりに夜中のうちに家に帰る。
ほとんどが塾に泊まるか朝帰り、深夜3時頃に帰るのは今年になって3回目くらいか。
午前7時半にいつものように娘を高校まで送る。
今日は期末試験が2限で終わるとかで、再び昼に迎えに行く。
奥さんも同乗、帰りに辻ストアーで夕飯の買い物。
生牡蠣の値段を見て「昨日より20円ほど上がってる」と不平そうなれい。それでも昼に牡蠣フライを作るからと買い込んでいる。めいとあいは牡蠣を食べない。こんな時はれいが自分で作るしかないのだ。
勉強に対する姿勢は今イチだが、こと食に対する探究心だけは買える。
しかし買い物は昨日も行ったのに・・・思いきや、そうか今日は雛祭りだっけ。

今日は小林の大阪外語大学入試。
大阪外語大学は枚方市にある。この地区から入試に出向くには大変である。順当なら近鉄で鶴嘴まで出て大阪環状線から京橋まで。ここで京阪線に乗り換えて枚方まで。
しかしもう一つの方法があった。近鉄で八木から京都線に入り、丹波橋で京阪に乗り換える。これだと乗換えが一度だけだ。
どちらにしても往復6時間コースであることにかわりはないが・・・。

新しい塾では荒井が勉強している。目指すは後期の名古屋工業大学。
愛と千尋が後期試験をパスしたことから、今年の最終ランナーは荒井一人になっちまった。

荒井は龍神に触発されてウチの塾に密航してきた。
性格は温厚、しかし言うべきことは言う。中学での内申は45とか、さもありなん。そんな荒井は内申を武器に津高に進学したわけではない。実力もあった。
しかし小学生から続けたバスケを高校でも始め、あげくバスク部キャプテンになったとこが辛い。辛いのは俺で荒井は一切後悔はしていないと断言しているが・・・。
荒井は進学校にポツポツ生存する化け物ではない。時間をかけて一つ一つ理解していく普通の高校生である。大学受験において、こんな生徒はやはり時間をかけることが肝心である。しかしその時間はクラブのために削られていく。
幾度となく古西からはクラブをやめろと叱咤されていた。しかし荒井は最後までクラブを続けた。クラブ終了後は時間をかけることで徐々に成績は上がり始める。時間をかけることでは手を抜くようなタイプではない。しかし、そこは半年。普通にお津高生の荒井にとり、やはり限界はあった。
センター試験ではボーダーに足らない。しかし荒井は志望大学である名古屋工業大学で突っ張った。受験生特有の怖いもの知らずとも言える。当初、私立大学には興味を示さず国公立一本の意思が強いのを周囲がなだめて、とりあえず関西大学を受けることになった。本人にすれば、もし落ちたらゲンが悪いとの思い、自分の実力に信頼が置けないゆえにちらついただろうが、本人の不安どこ吹く風で合格。そして25日の二次試験に突入した。
ここでしばし休息、というのがよくある受験生。さらに関西大学に合格しているから、このあたりが潮時か・・・とばかりにゲームオーバーというのが定番。ところが、そんな躊躇も見せず、翌日からそれまでと同じ日々が古い塾で始まった。
現段階で荒井の着地点は分からない。
ただ、当たり前のようにそれまでと同じ生活を続けた荒井の姿勢に敬意は表する。

小林が関西外語を終えて塾に姿を見せる。
「どやった」「いやあ・・・分かんないんですよ」と首をかしげながら小林。実感はないようだ。「いつがラストになるねん」「6日です」
あと3日で正真正銘、小林の大学受験生活は終わりを告げる。

古西はまだ配属先が決まらず落ち着かない日々を送っている。
あげく塾の同期の彩を呼び出して食事へ行く算段を取り付けている。

去年の今頃だったか、卒業間際に就職が決まった彩が挨拶に来たのは。
今日の彩は、化粧も社会人ともなればきつくもうまくもなり、会社内のドタバタを落ち着いて話せるだけの器量を身に付いたよう。

夜になり荒井の姿はない。
なんとか浪人させまいとする古西、今日の夕方に二人で話し込んでいた内容について吟味しているのかもしれない。

コメント
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