弁理士『三色眼鏡』の業務日誌     ~大海原編~

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【知財記事(特許)】中小企業の特許出願、年間4万件超え

2024年08月07日 08時26分43秒 | 知財記事コメント
おはようございます!
なんとなく、少しずつ、朝晩の暑さが和らいでいるように感じられる今日この頃の@湘南地方です。

さて、今日はこんなニュース

(newswitchより引用)
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中小企業の特許出願、初の年間4万件超えのワケ

2023年の国内中小企業の特許出願件数が09年の統計以降、初めて年間4万件を超えたことが、特許庁が取りまとめた24年版「特許行政年次報告書」で分かった。中小経営においても知的財産戦略が重視されてきたことに加え、19年度以降の制度拡充による中小向け特許料金の減免制度や手続きの簡素化などで特許出願件数が伸長したとみられる。
(以下略)
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(引用終わり)

そうねー。減免制度の手続書類が(原則)要らない、というのは結構大きいよな、と思う。
というかそもそも減免措置がないと出願を躊躇するケースもあるだろうな、と、現場感覚としては感じる。
補助金がなくても/減免がなくても、うちは出願します!という覚悟をもった会社さんは、最初から出願も必要経費に見込んでいる。

まあ、なにはともあれ良い傾向じゃないかな、と思います。
知財って、出願してみてその効果を実感しないとなかなか価値を感じることが難しいサービスの一つだと思うので。
入り口は入りやすく。

で、サポートする我々の側も変革は求められているよなぁ、と思っています。
省力化できるところは省力化して、ユーザビリティの向上に努めなければ。
それが事業規模拡大を伴わなくてもできるのが昨今のテクノロジーの進展のおかげでもあるなぁ、と。
まあなんならうちだって中小企業どころか零細企業なわけで。
「規模の経済」に勝る「知恵を絞った精鋭経営」をしていかんとなぁ、と思う次第です。

話はややそれましたが、そう。中小/スタートアップが知財を活用して自社の経営スピードを促進していく、
という仕組みはたくさんあるけれどもあまり知られていないものもある。
ちなみに弁理士会では「知財活用ビジネスプランコンテスト」の申込者を募集しています。
(あ、当方関係者です。)
ビジネスアイデアをまとめて、知財の観点からブラッシュアップを受ける機会が得られて、
なんなら賞金までもらえるなんて、結構お得感があるんじゃないかと思いますよ。
出願する、というだけでなく、保有する知財を活用する、という観点からの取り組みです。
ぜひぜひご関心をお寄せいただければと思います。

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