弁理士『三色眼鏡』の 業務日誌     ~大海原編~

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【地域ブランド保護】特定農林水産物の地理的表示保護制度 説明会

2015年04月27日 11時25分44秒 | 実務関係(著作権・価値評価・周辺業務)
先週金曜日、掲題の件聴講してきました。
大講堂のような会場に概ね満員の聴衆。関心の高さをうかがわせます。


以下メモ。

【1】繰り返し説明していたのは、
「特性」と「生産の方法」と「明細書適合性の確認方法」とが、
過不足なく一致していること。

「生産の方法」を開示することはノウハウ流出につながるのではないか、との危惧に対しても、
「特性」と関係ない工程は記載不要を明言していたことからも、さしたる問題にはならないと思われる。

【2】伝統性要件について
概ね25年の実績があることが求められるが、
大事なのは“25年間、差別化される状態で『モノ』があった”ことであり、
“25年間、その名前でやってきたこと”は要件ではない、という点。

もちろんある程度の期間、統一された名前で呼ばれ認識されていなけレアB
差別化可能な状態の立証も困難と思われるが、
一方で時代の流れとともに産品の呼び方も微妙にマイナーチェンジするもの。
このあたりが、合理的な基準となっているようで一安心。

【3】審査スタンスについて
制度自体が、国内の伝統的な地域産品の振興を後押しするためのものであり、
厳しいハードルを設けて有象無象を払い落とす、というよりは
地域で団結して品質規定することを促し、その保護を国が受け持つ、
だから審査としては、この点の制度趣旨を損なうものでなければ積極的に登録を認めていく、
という姿勢と受け止められた。
申請書類のフォーマットや記載例も充実しており、
また各種窓口も設けているほか、メルマガによる情報のプッシュ配信も行うなど、
ユーザーフレンドリーな印象。


終局的には、地域を活性化させるのはその地域の人であり、その地域のファン。
そうした人たちの努力を形にするための制度として、このGI制度が上手に活用されることを望みますし、
そのお手伝いをしていきたいと思っています。
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【引き続き】農林水産知財対応委員会【拝命】

2015年04月06日 15時40分11秒 | 実務関係(著作権・価値評価・周辺業務)
気が付けば新年度ですな。
だいぶ間が空いたのもあり、半ば保守的なエントリで失礼します。


昨年に引き続き、弁理士会の「農林水産知財対応委員会」の委員を拝命しました。
引き続き“土と磯の香りただよう弁理士”という立ち位置で
頑張っていきたいと思います。


それはそうと、
もうすぐ独立して3年!になります。
結構全力ダッシュが続いていて、気が付けば自分の「カバンの中」が
しっちゃかめっちゃかな感じ。

何が強みで何が弱みなのか、
何をしたくてどうなりたいのか。

自分のポートフォリオを、ちゃんと整理する。
そんな時期かもしれません。
知識の再装備と、業務フローの可視化/効率化、そして権限移譲。
今後更に劇的な展開になっても耐えられるよう、
「幹」の部分はしっかり固めておかなければ。
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