弁理士『三色眼鏡』の 業務日誌     ~大海原編~

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130811_日経朝刊「社説」

2013年08月11日 10時41分34秒 | 知財記事コメント
すみませんご無沙汰しております。
…まあ例によって手元バッタバタでして。。

そんな中、やはりコメントすべきかと思ったのが
今日の日経社説「世界に羽ばたくブランドを増やそう」の中の次の一文。

“「いいモノを安く」を長年追求してきた日本企業はブランドづくりが得意とはいえない。”

そうかなぁ?どうだろう?
企業は、「いいモノを」の部分はそうだけど、「安く」は、少なくとも主体的にはそこまで追求してないでしょ。
日本市場の需要者が、ブランドへの感応度よりも価格弾力性の方が高い、
それが故にブランドによる競争優位確保、という“手間のかかる取り組み”に不慣れ、
ということな気がする。歴史背景としても、そこまで個々の製品のROI意識しなくても回ってたわけだし。

低成長の時代に入って、同じ取組では立ち行かなくなりつつあるのは事実。
でも、ソフト化(=モノからサービスへ)の流れは、
むしろきめ細やかなおもてなしができる(と思われる)日本の国民性にはむしろ有利。
提供するサービスに自信を持って、ブランドに基づくプレミアムを価格に反映させる。

そうしてもなお需要者の支持を失わない。というより、需要者も「その価格の理由」をちゃんと理解する。
そういう意味での“賢い消費者”が増えることが、
結果的には「世界に羽ばたくブランド」を生み出す素地になると思うのだ。

競争をしているのは、企業だけではない。
“賢い消費者”が、良い商品/サービスを引き寄せるのではないかと思う。

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