らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

サポート詐欺に注意

2023-04-10 | 消費者問題
高齢者がサポート詐欺に遭い、電子マネーを支払う被害が増加しているようです。
十分ご注意ください。
でも、サポート詐欺とは一体どのような手口なのでしょうか?
国民生活センターのHPよりご紹介します。

「サポート詐欺」
サポート詐欺とは、パソコンやスマートフォンでインターネットを使用中に突然「ウイルスに感染している」等の偽警告画面や偽警告音が出て、それらをきっかけに電話をかけさせ、有償サポートやセキュリティソフト等の契約を迫る手口の詐欺のことです。

サポート詐欺では、まずWebサイトの閲覧中に「マルウェアに感染した」といった警告メッセージを表示させます。
警告メッセージの中にサポート窓口への連絡を促す内容を記載することで、有償サービスの契約へ誘導されます。

この詐欺は2012年から発生していましたが、2018年11月に国民生活センター が注意喚起するほど事例が増えました。
近年では年間5000件以上の相談が寄せられており、契約購入金額の平均金額は年々高額化しているそうです。

「プリペイド型電子マネーで支払わせる」
ウイルス除去の料金や有償サポート等の料金の支払い方法として、以前はクレジットカードで支払うように指示されるケースが多かったのですが、最近ではプリペイド型電子マネーで支払うように指示されるケースが多くなっています。

プリペイド型電子マネーでの支払いの場合では、電話をつないだ状態で、近くのコンビニでプリペイド型電子マネーを購入し、レジで支払った後に、プリペイドカードのスクラッチ部分を削って表示される番号を伝えるように指示されるケースが多くみられるようです。
中には、コンビニに設置されているマルチメディア端末を操作して、プリペイド型電子マネーを申し込み、端末から出てきたシートをレジに持っていき、支払うことで得られた番号を伝えるように指示されるケースもあります。
そして、消費者がコンビニに行っている間に、相手が消費者の端末を遠隔操作して、ウイルスの除去などを行っているようにみせるのが典型的なケースです。

「次々と支払を迫る」
また、一度プリペイド型電子マネーで支払うと、相手は以下のような説明をして次々と支払いを迫ってきます
・口頭で伝えた番号が間違っていたので、プリペイド型電子マネーの番号がロックされた。
・入力した番号が間違っていた(数字の「0」(ゼロ)とアルファベットの「O」(オー)が間違っていたなど)
・番号が間違っていた分は後で返金するので、新しいプリペイド型電子マネーを購入してきてほしい。

「国民生活センターへの相談事例」
【事例1】・・・警告画面や警告音がきっかけで電話したところ、ウイルスの除去費用等を請求された
夜中に、パソコンでインターネットを利用していたところ、突然、警告音が鳴り、パソコン画面に、ウイルスに感染しているので電話するようにとの警告画面が表示された。
表示されていたサポート窓口に電話したところ、「パソコンがウイルスに感染しているので除去します。コンビニに行って3万5000円分のプリペイド型電子マネーを買って、番号の部分を削って、番号を伝えてください。このまま待っているので、電話はこのままにしてコンビニでプリペイド型電子マネーを買ってきてください」と言われた。
指示に従って、コンビニに行って、プリペイド型電子マネーを購入し、電話の相手に番号を伝えたが、「番号が間違っている。もう一度3万5000円分購入してくるように」と言われ、不審に思って電話を切った。
その後、パソコン専門店でパソコンを見てもらったが、ウイルスには感染していなかった。返金してほしい。( 70歳代 男性)

【事例2】・・・次々に料金の支払いを要求されて、プリペイド型電子マネーで支払ってしまった
パソコンでアダルトサイトを見ていたところ、突然パソコンの操作ができなくなり、警告音が鳴り、警告画面が表示された。
警告画面に表示されていたサポートの電話番号に電話すると、大手パソコンOS会社の出先機関を名乗る外国人のような女性が出て、処理すると言われ遠隔操作され、セキュリティソフトを入れるので、コンビニで7万円のプリペイド型電子マネーを購入してくるようにと言われた。
コンビニで1万円のプリペイド型電子マネーを7枚購入し、カードの番号をパソコンに入力したが、「処理に失敗した。後で返金するので、再度7万円分のプリペイド型電子マネーを購入して番号を入力するように言われ、指示に従って再度7万円分のカードの番号を入力したがまた失敗したと言われ、さらに繰り返して7万円分のカードの番号を入力し、合計21万円分のカードの番号を電話の相手に伝えた。
その他、氏名、住所、携帯電話番号も入力した。
電話の相手からは、14万円は後で返金すると言われていたが、不安になり、大手パソコンOS会社に電話したところ「それは詐欺です。警告画面を閉じれば何の問題もなかった。パソコンにウイルスを入れられた可能性もあるので、パソコンメーカーにみてもらったほうがいい」と言われた。
詐欺だったのだろうか。( 50歳代 男性)

「消費者へのアドバイス」
・「警告画面や警告音は偽物ではないか?」とまずは疑ってみましょう。警告画面に掲載されている連絡先に電話しないようにしましょう。
・警告画面や警告音が出ても慌てず、自分でパソコン等の状態を確認しましょう。
・自分で判断できない場合は周りの人に相談しましょう。
・支払い方法がプリペイド型電子マネーの場合は相手より早くチャージしたり、発行業者に連絡したりしましょう。支払方法がクレジットカードの場合はクレジットカード会社に相談しましょう。
不安に思った場合や、トラブルが生じた場合は、すぐに最寄りの消費生活センター等へ相談しましょう

「相談窓口」
消費者ホットライン「188(いやや!)」番へ電話してください
最寄りの市区町村や都道府県の消費生活センター等をご案内する全国共通の3桁の電話番号です。
表示された警告画面の消去方法等、パソコンに関する技術的な相談に対してアドバイスを求める場合は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の「情報セキュリティ安心相談窓口」に電話またはメールで相談しましょう。
相談の際の注意事項や関連情報などはホームページに掲載されています。


花まつり

2023-04-08 | 雑学

今日、4月8日はお釈迦様の誕生日を祝う仏教行事「花まつり」です。

「花まつり」
「花まつり」とは、お釈迦様の誕生日とされる4月8日に行われる、仏教のお祝いの行事で、他にも灌仏会(かんぶつえ)、仏生会(ぶっしょうえ)、降誕会(ごうたんえ)、浴仏会(よくぶつえ)などさまざまな呼び方があります。

「花まつり」では、お寺の境内にお釈迦さまが生まれたルンビニの花園を表した花御堂がつくられます。
花御堂とは、桜、れんぎょう、木蓮など、たくさんの花で飾りつけた小さなお堂です。
その中にお釈迦さまの誕生仏が安置され、参拝者は誕生仏の頭上に甘茶をかけてお祝いします。

誕生仏に柄杓ですくった甘茶をかけるのは、お釈迦様の誕生時に天から9頭の龍が現れ、甘い水を吐き、それをお釈迦様の産湯に使ったという言い伝えに因んでいます。
なお、花祭りに甘茶をいただくと無病息災で過ごせるともいわれ、寺院の行事で配られることもあります。
このように「花まつり」は甘茶を潅(そそ)ぐ行事から「潅仏会(かんぶつえ)」とも呼ばれています。

・花御堂と「誕生仏」です。(ネットより)


「天上天下 唯我独尊」
「天上天下 唯我独尊(てんじょうてんが ゆいがどくそん)」と言う言葉があります。
この言葉はお釈迦様が生まれた時、右手は天を、左手は地を指し、7歩進んで四方を顧みて言ったという言葉です。

「天上天下」とは,天の上にも天の下にも,ということで,大宇宙のことを言います。
「唯我独尊」の「我」は、釈迦だけという意味だと思われていますが、実はそうではなく、我々すべての人間のことなのです。
「我々人間だけ」とは、「他の生き物ではなく人間だけ」ということです。

そして、「独尊」とは、「たった一つの尊い目的」ということであり、「天上天下唯我独尊」とは、「ただ我々人間にのみなしうる、たった一つの尊い目的(独尊)がある」という意味になります。

つまりこの言葉は、我々人間の命に差別はなく、皆、平等に尊いということを説いています。
頭の良し悪しも、人種も性別も差別なく、地位の高さや寝たきりであっても関係なく、皆、平等に尊い目的を持っているということです。

この言葉には「この世に生を享(う)けたひとりひとりの命は、他の誰とも代わることのできない尊いもの」という意味をもっており、お釈迦さまは、今日の私たちにも一人ひとりかけがえのない存在の尊さを教えてくれているのです。

「花まつり」はキリストの誕生を祝うクリスマスに比べて、あまり知られていませんが、仏教においては、その開祖であるお釈迦さまの誕生日を祝う大切な日なのです。
もし、お近くで開催されていたら、参加してみては如何でしょうか。


自転車用ヘルメットの着用

2023-04-06 | 情報

2023年4月1日から道路交通法が改正されました。
それによると、今月から自転車に乗る際は年齢を問わず、すべての人にヘルメットの着用が努力義務化されました。
それに先駆けて警察庁が2月から3月にかけて自転車の利用者が多く、降雪の影響が少ない13の都府県の駅周辺などで現地の警察が調べた結果、ヘルメットの着用率は全体の4%にとどまっていることがわかりました。
最も着用率が高かったのは熊本県で7.8%、最も低かったのは兵庫県で1.9%でした。また東京都は5.6%、大阪府が2.4%でした。

「道路交通法の変更点」
3月31日まで
「道路交通法 第63条の11」
「13歳未満の児童または幼児を保護する責任のある人(保護者)は、児童または幼児を自転車に乗車させるときは、当該児童または幼児に乗車用ヘルメットをかぶらせるよう努めなければならない」というルールでした。 
(保護者の方は、13歳未満の子供にヘルメットをかぶらせるよう努めなければなりませんでした。)

4月1日以降は
・「道路交通法 第63条の11」
第1項 自転車の運転者は、乗車用ヘルメットをかぶるよう努めなければならない。
第2項 自転車の運転者は、他人を当該自転車に乗車させるときは、当該他人に乗車用ヘルメットをかぶらせるよう努めなければならない。
第3項 児童又は幼児を保護する責任のある者(保護者)は、児童又は幼児が自転車を運転するときは、当該児童又は幼児に乗車用ヘルメットをかぶらせるよう努めなければならない。

今回の道路交通法の改正により、自転車を運転する全ての人がヘルメットの着用に努めなければならず、さらに、同乗者にもヘルメットを着用するよう努めなければならなくなりました。



「罰則」
ヘルメットの未着用により、逮捕とか罰則や罰金が課されることはあるのでしょうか?
基本は努力義務なので、逮捕や罰金はありません。

「未着用による死亡事故」
ヘルメットの未着用の自転車死亡事故について「約7割が頭部に致命傷を負っており、着用していない場合の致死率は、着用している場合と比較すると約2.3倍も高くなっています。
こうした自転車のヘルメット未着用事故の統計を受けて、今回の自転車利用者のヘルメット着用の『努力義務』が課されました。

自転車を利用する私たちは、たとえ罰則がなくても、自身の命を守るために自転車用ヘルメットを着用し、頭部を守ることが重要です。
ヘルメットを着用することで、大きなけがを防ぐことができます。
自転車に乗車する際は、命を守るヘルメットをかぶりましょう。


週1日8000歩で死亡リスクが低下

2023-04-04 | 情報

早朝ジョギングから早朝ウォーキングに切り替えて5か月が経ちました。
切り替えた理由は、右の股関節あたりに痛みが残るようになったことからです。
ウォーキングでは痛みを感じないことから、毎朝、快調に歩いています。
歩く距離はジョギングと同じ約5㎞です。
70㎝の歩幅で50分ほどで歩きますが、その歩数は7000歩前後になります。

「足の8020運動」
今年1月に弊ブログで「足の8020運動で健康寿命を伸ばそう」を取り上げました。
この運動は80歳で20分間、きびきびしたウォーキングを行って健康寿命を伸ばそうというものです。
上記にリンクしていますのでご参照ください。

ウォーキングについては、先日のニュースでも報じられていました。
8000歩以上のウォーキングを週1~2日続ければ10年後の死亡率が大きく低下するというものです。
そこで、ウォーキングは健康に良い事が再度報じられたので、今日はこのニュースについて取り上げました。

「週1日8000歩で死亡リスクが低下」
報道では、一日当たり8000歩以上を週に1日か2日歩くことで、心臓病などで死亡するリスクが8%余り低下することがアメリカのデータの分析で分かったと、京都大学などが発表したものです。
週3日以上歩いた場合と比べ、死亡リスクの低下に大きな差はなかったということで、研究者は「週に1日か2日でもいいので、歩く習慣を取り入れてほしい」と話しています。

ウォーキングについては過去の研究からも、平均的に一日8,000歩以上歩く人は死亡率が低くなることがわかっていましたが、週に数日だけ歩く場合の健康への影響については分かっていませんでした。
この研究では、加速度計で測定された歩数の情報を用いて、1日に8,000歩以上歩いた日数が「0日」「1~2日」「3~7日」であった場合の死亡リスクをそれぞれ検討したのだそうです。
その結果、1週間に8,000歩以上歩く日数が多い人ほど、全死亡と心血管疾患の死亡リスクが低いことが示されたという事です。

「アメリカの健康調査分析」
米国民を対象にした健康調査のデータを使い、20歳以上の3101人について、1週間で8000歩以上歩いた日数と、10年後の死亡率の関連性を分析した。
この結果、8000歩以上歩いた日が1日もなかった人に比べて、
・1~2日歩いた人は14・9%、
・3~7日歩いた人は16・5%、死亡率が低い。

また、心筋梗塞や脳梗塞など心臓・血管の異常による死亡率は、
・1~2日歩いた人は8・1%、
・3~7日歩いた人は8・4%、低減しました。
この傾向は、年齢や性別に関係なく、1日当たり6000歩や1万歩を条件に分析しても同様だったということです。

この研究結果からは、週に1~2日程度でも目標歩数を達成することが健康に十分良い影響をもたらす可能性を示唆しています。
『毎日歩かなくては』と思わなくてもいいので、週に1~2日でも歩いてみては如何でしょうか?


梨の受粉

2023-04-02 | 家庭果樹

大阪では桜が散り始めました。
当地、熊取でも住宅地内の5号公園のサクラは散り始め、サクラの下には白いじゅうたんが敷き詰められたように花弁が広がっています。
我が家の桃の花も散り始めており、新葉が2~3割程度出てきたことから、当地ではそろそろ、お花見の季節も終盤を迎えたようです。
そうした中、畑では今梨の花が満開となっています。

「ナシの受粉」
我が家の梨は互いの受粉樹として「二十世紀」と「豊水」の2品種を植えています。
豊水は既に満開となり、二十世紀も八分咲きとなっていることから、連日、筆による人工授粉を行っています。
この2品種の梨はともに植えて14年になりますが、毎年、納得できる果実が出来ません。
梨の栽培は素人には難しいです。

それでも我が家の「豊水」は市販されているものより一回り小さいですが、味はよく、食するにはまずまずといった果実が出来ます。
しかし、「二十世紀」は全くダメです。
大きい物でもテニスボールくらいの果実が数個出来るだけであり、殆どがピンポン玉より少し大き目の果実しかできません。
幼果ができたときに摘果して数を減らしているのですが、その効果は全く見られません。

・これは二十世紀の花です。


「摘蕾と摘果」
そこで今年は、冬のうちに開花前の蕾を摘除し、開花する花数を減らして、幼果そのものを少なくすることにしました。
上の画像は二十世紀ですが、1月に摘蕾をしたことから、昨年と比べて大幅に花が少なくなりました。
この後、各花に幼果ができるので、花の塊ごとに1個残して他を摘果します。
更に、果実と果実の間隔を30㎝ほどを保つように再度摘果していきます。

・これは「二十世紀」の花です。豊水と比べると花は少し小さいです。


「花後の摘果」
豊水も1月に摘蕾をしたことから、開花が相当少なくなっています。
毎日受粉をしていますが、幼果ができると更に摘果して数を減らします。
今年は両品種ともに昨年よりは大きな果実が実るよう期待したいと思います。

・これが現在の豊水です。


これは豊水の花です。
花だけでは「二十世紀」と「豊水」の見極めができませんが、豊水の花の方が少し大きいです。



どちらも傍で見ると純白でとても綺麗な花です。


(参考)
私が栽培している2品種の内「二十世紀」は明治時代に千葉県松戸市で発見されました。
一方の「豊水」は戦後になって、1959年(昭和34年)の「幸水」、1965年(昭和40年)の「新水」に次いで1972年(昭和47年)に登場したもので、梨の「三水」と呼ばれて普及しているものです。