らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

梨の受粉

2023-04-02 | 家庭果樹

大阪では桜が散り始めました。
当地、熊取でも住宅地内の5号公園のサクラは散り始め、サクラの下には白いじゅうたんが敷き詰められたように花弁が広がっています。
我が家の桃の花も散り始めており、新葉が2~3割程度出てきたことから、当地ではそろそろ、お花見の季節も終盤を迎えたようです。
そうした中、畑では今梨の花が満開となっています。

「ナシの受粉」
我が家の梨は互いの受粉樹として「二十世紀」と「豊水」の2品種を植えています。
豊水は既に満開となり、二十世紀も八分咲きとなっていることから、連日、筆による人工授粉を行っています。
この2品種の梨はともに植えて14年になりますが、毎年、納得できる果実が出来ません。
梨の栽培は素人には難しいです。

それでも我が家の「豊水」は市販されているものより一回り小さいですが、味はよく、食するにはまずまずといった果実が出来ます。
しかし、「二十世紀」は全くダメです。
大きい物でもテニスボールくらいの果実が数個出来るだけであり、殆どがピンポン玉より少し大き目の果実しかできません。
幼果ができたときに摘果して数を減らしているのですが、その効果は全く見られません。

・これは二十世紀の花です。


「摘蕾と摘果」
そこで今年は、冬のうちに開花前の蕾を摘除し、開花する花数を減らして、幼果そのものを少なくすることにしました。
上の画像は二十世紀ですが、1月に摘蕾をしたことから、昨年と比べて大幅に花が少なくなりました。
この後、各花に幼果ができるので、花の塊ごとに1個残して他を摘果します。
更に、果実と果実の間隔を30㎝ほどを保つように再度摘果していきます。

・これは「二十世紀」の花です。豊水と比べると花は少し小さいです。


「花後の摘果」
豊水も1月に摘蕾をしたことから、開花が相当少なくなっています。
毎日受粉をしていますが、幼果ができると更に摘果して数を減らします。
今年は両品種ともに昨年よりは大きな果実が実るよう期待したいと思います。

・これが現在の豊水です。


これは豊水の花です。
花だけでは「二十世紀」と「豊水」の見極めができませんが、豊水の花の方が少し大きいです。



どちらも傍で見ると純白でとても綺麗な花です。


(参考)
私が栽培している2品種の内「二十世紀」は明治時代に千葉県松戸市で発見されました。
一方の「豊水」は戦後になって、1959年(昭和34年)の「幸水」、1965年(昭和40年)の「新水」に次いで1972年(昭和47年)に登場したもので、梨の「三水」と呼ばれて普及しているものです。

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1 コメント

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梨  (もののはじめのiina)
2023-04-02 09:20:10
富山時代の春は、呉羽山に白い花が咲き誇ります。なんだろうと思ったら、梨畑でした。とても印象的な白い花々でした。^^

この呉羽山は、立山連峰を眺める絶景ポイントではあります。
また、加賀百万石の文化を越中と分ける分岐山にもなっているそうです。

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