ペットや野鳥などの鳴き声を人が真似て作った語、例えば犬は「ワンワン」、カラスは「カアカアー」などを擬声語と言います。
この擬声語はどこの国でもできるだけ自然の音に近いように発音を工夫していると思うのですが、それが国によって聞こえ方が違うのでしょう。
同じ動物でも擬声語が異なっているのが面白いですね。
そこで今日は各国の擬声語についてご紹介します。
・犬の鳴き声 日本・・・・・・ワンワン
英国・・・・・・ボウボウ
フランス・・・ウアウア
ドイツ・・・・・ワウワウ
中国・・・・・・ウォンウォン
・猫の鳴き声 日本・・・・・・ニャーオ
英国・・・・・・ミュー
フランス・・・ミャウ
ドイツ・・・・・ミャウ
中国・・・・・・ミャオミャオ
・カラスの鳴き声 日本・・・・・・カアカア
英国・・・・・・コー
フランス・・・クロウ
ドイツ・・・・・クラークラー
中国・・・・・・アー
・雄鶏の鳴き声 日本・・・・・・コケコッコー
英国・・・・・・コックアドゥードゥルドゥー
フランス・・・コクリコ
ドイツ・・・・・キケリキ
中国・・・・・・コーコーケー
・山羊の鳴き声 日本・・・・・・メエー
英国・・・・・・ブリート
フランス・・・ベー
ドイツ・・・・・メー
中国・・・・・・ミエ
・戸をたたく音 日本・・・・・・トントン
英国・・・・・・ラタット
フランス・・・トクトク
ドイツ・・・・・クラップ
中国・・・・・・トントン
今日は光文書院の「漢字に強くなる本」のコラム欄の中から6種類の擬声語をご紹介しました。
擬声語とは、擬音語(さらさら、ざわざわ、など)、擬態語(にやにや、ふらふら、ゆったり、など)の総称をいい、これを「オノマトペ」と呼びます。
日本語はオノマトペが大変多い言語だといわれますが、海外のオノマトペの中には日本人の私たちにはピンとこないものがたくさんあるようです。
同じものを見聞きしても、国によって見方、聞こえ方が随分違うものですね。