舟唄
♪ お酒はぬるめの 燗がいい
肴はあぶった イカでいい
女は無口な ひとがいい
灯りはぼんやり 灯りゃいい
しみじみ飲めば しみじみと
想い出だけが 行き過ぎる
涙がポロリと こぼれたら
歌い出すのさ 舟唄を
沖の鴎に 深酒させてヨ
いとしあの娘とヨ
朝寝する ダンチョネ
ご存知、八代亜紀の「舟唄」です。
この歌で歌われているように、お酒はぬるめの燗が美味しいのでしょうね。
私は時々熱燗で飲んでいますが、今日は更に美味しい飲み方をご紹介します。
日本酒を飲むとき、飲む前にビンを数回思いきり振ってから飲んでください。まろやかな、おいしいお酒になります。
これはビンを振って中のお酒をかき混ぜると、団子状になっている「アルコール分子」と「水分子」が分離し、お酒のきめが細かくなって、まろやかな味わいに変化するからだそうです。
振る前と振った後の日本酒」を飲み比べてみてください。誰の舌でもわかるくらい劇的な変化が見られます。
晩酌に日本酒を嗜んでいる方は、ぜひ試してみてください。
なお、「アルコール分子」と「水分子」は放っておくとすぐに結合してしまうので、新たに注ぐ際には再度瓶を振る必要があります。
但し、ビールなどの発泡系の酒は例外になりますので注意して下さい。
お店で飲む場合は、注がれた日本酒を箸でかき混ぜると、同じく「アルコール分子」と「水分子」が分離されるので美味しくなります。
私もお猪口一杯の晩酌ですが、試してみました。
燗をした後、箸でかき混ぜる前にひと口飲み、その後、箸でかき混ぜて飲んだ時の味を比べてみたところ、酒が余り飲めない私でも、まろやかな味に変化しているのがはっきりと分かりました。
ビンを振るだけで、或いはコップの酒を箸でかき混ぜるだけでお酒の味が変わります。
お酒の好きな方は一度お試しになってはいかがでしょうか?
でも、美味しさにつられて、飲み過ぎで二日酔いにならないように気をつけてくださいね。