らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

原稿用紙

2015-02-02 | 雑学

以前、学校や会社で、あるいは私的なことで原稿用紙を使われた事があると思いますが、この原稿用紙は一般的には20字×20行の400字詰め用紙となっています。
何故、400字詰めなのでしょうか?

調べてみると、その歴史は江戸時代まで遡りました。
日本三禅宗(黄檗宗、曹洞宗、臨済宗)の一つで、インゲン豆をもたらした明の僧・隠元禅師が1654年に開祖した宗派に黄檗宗(おうばくしゅう)があります。
黄檗宗の本山である京都・黄檗山万福寺の住職・鉄眼禅師は、隠元禅師が明から持ち帰った大蔵経に訓点を加えて翻刻(刊行)することを決め、1669年から12年の歳月をかけて黄檗版(または鉄眼版)と呼ばれる印刷用の木版を彫り上げたそうです。
その際の字詰めが20字×20行で、それが基になり、現在使われている原稿用紙の字詰めが20字×20行の400字詰めとなったということです。
なお、この時彫られた文字が明朝体の元となったと言われています。

・これが原稿用紙の元となったと言われる鉄眼版一切経です(ネットより)