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らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

なし崩し

2014-06-26 | 雑学

今日は「なし崩し」の意味について調べました。

「なし崩し」は漢字では「済し崩し」と書き、「済し」は「返済」、そして、「崩す」は返済を少しずつ果たすという意味から、「なし崩し」は借金を少しずつ返していくことです。
そこから 転じて、物事を少しずつ片付けていくという意味になるようで、
広辞苑にも
1.借金を少しずつ返却すること。
2.物事を少しずつすましていくこと。
と説明しています。

ただ、実際の使用例を見ると間違って使用している例が多々あるようです。
例えば、
『会議はなし崩しに終わった』などと使われる場合がありますが、この場合は『会議は何となく何の成果もなしに終わった』 というマイナスの意味で使われています。
しかし、本来は前向きな意味を持った言葉なので、使い方としては
、『なし崩しに問題を解決する』となり、『物事を少しずつ片付ける』という意味で使われなければならないようです。

本来前向きの意味で使われる「なし崩し」が何故マイナスの意味に誤用されるのか?
ある専門家はその理由として、「なし崩し」の「なし」は「無し」に、「崩し」が「崩壊」を想像させるからだと解説していました。

私も現役時代にはマイナスの意味で使用していたと思います。
本来の使い方である前向きの意味で使用するように気をつけたいと反省しています。